第2話
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ルティナは淡々とした様子で答えた。
「し、身体年齢……?って、十分小さいんじゃ―――」
「そして貴族連合軍に所属していた根拠たる”武装”もあります。」
ユウナが指摘しようとしたその時アルティナが先に答えて背後にクラウ=ソラスを現させた。
「――――――」
「な、な、な……」
「そ、そう言えばさっき、黒い影が一瞬見えたような……」
「クラウ=ソラス―――”戦術殻”という特殊兵装の最新鋭バージョンとなります。秘匿事項となるため詳細は説明できませんがそれなりの戦闘力はあるかと。」
クラウ=ソラスの登場に二人が驚いている中アルティナはクラウ=ソラスについて軽く説明した後クラウ=ソラスを消した。
「……えっと、貴族連合軍って事は元々エレボニア帝国に所属していたって事よね?エレボニア帝国ってあんなのが普通にあるわけ?」
「そんな訳ないだろう……僕だって初めて見た。(”槍の聖女”と非常に似た人物に”殲滅天使”、”紅き暴君”、”灰色の騎士”と”聖竜の姫君”、それにこんな少女まで……第U分校―――どういった場所なんだ?」
苦笑しているユウナに訊ねられたクルトは静かな表情でユウナの推測を否定する答えを口にした後リィンとセレーネ、アルティナを順番に見回して真剣な表情で考え込んだ。
「疑問は御尤もだがさっそく行動を開始しよう。―――ああ、ちなみに俺の武装はこれだ。」
「わたくしはこれです。」
「”八葉一刀流”の”太刀”に主に王宮剣術に使われる”細剣”………」
「……リィン教官のはアリオスさんが使っていたのと同じ武器ね。」
「ああ、騎士等が扱う通常の”剣”とは違う東方風の”剣”―――”刀”だ。はは、さすがに”風の剣聖”はクロスベルじゃとても有名な存在だから、”刀”も知っていたのか。」
「………色々ありましたけど、今でもファンは多いですし、慕っている人も多いですから。ヴァイスハイト皇帝陛下達―――”六銃士”によって世紀の大悪党扱いされて、今は拘置所にいるみたいですけど。」
リィンに話をふられたユウナは複雑そうな表情で答えた。
「あ………」
「ああ………そうみたいだな。―――よし、それじゃあ攻略を始めよう。」
ユウナの言葉を聞いてかつての出来事を思い出したセレーネは不安そうな表情をし、リィンは静かな表情で呟いて先へと進む扉に視線を向けた。
「現在B1、地上に出ればこの”実力テスト”も終了だ。実戦のコツ、アーツの使い方、ARCUSUの機能なども一通り説明していく。迅速に、確実に―――ただし無理はしないようにしっかりついてきてくれ。」
「怪我をすればすぐに治療しますので、遠慮なくいつでも申し出てください。」
「……わかりました。
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