第2話
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話を進められているみたいで面白くありませんけど……士官学校の新入生として一応、弁えているつもりです。」
リィンに話をふられたユウナは機械仕掛けのトンファーを取り出して構えた。
「それは……」
「あら?あの武装は確かロイドさんが扱っている……」
「トンファー型の警棒?」
「いや、それにしては複雑な機構をしているな……どういった武装なんだ?」
ユウナが見せた武装にそれぞれ興味ありげな表情をしている中リィンがユウナに詳細を訊ねた。
「ガンブレイカー――――クロスベル警備隊で開発された銃機構付きの特殊警棒です。モードを切り替えることで、中距離の範囲射撃になります。」
「そんな新武装が……」
「まさかクロスベル帝国軍がそのような武装が開発していたなんて……」
「もしかしてその武装の開発にはエルミナ大尉―――いや、エルミナ皇妃も関わっているのか?確かあの人は”軍師”―――”戦術家”であると同時に兵器や武装の開発にも携わっていると耳にした事があるが。」
「ええ、このガンブレイカーの開発にもエルミナ皇妃殿下が関わっていて、エルミナ皇妃殿下の考案のお陰で更なる機能―――導力の集束による導力エネルギー砲も追加されたと聞いています。」
ユウナの説明を聞いたアルティナとセレーネが驚いている中ある事に気づいたリィンはユウナに訊ね、リィンの質問にユウナは頷いて答えた。
「―――わかった、その武装の性能は実戦で確かめさせてもらおう。見たところ扱いにも慣れているみたいだからな。」
「と、当然です!警察学校で訓練しましたから!エレボニア帝国人が使う、昔ながらの剣なんかよりは役に立つはずです!」
リィンの言葉に肯定したユウナはクルトを睨み
(むっ……)
「フ、フン……」
ユウナの言葉に一瞬ムッとしたクルトは表情を顰め、ユウナはクルトから視線を逸らした。
「まあ、そのあたりもお互い実戦で確認するといいだろう。次は―――アルティナ。」
「はい。」
二人の様子に苦笑しながら指摘したリィンはアルティナに視線を向け、視線を向けられたアルティナは頷いた後一歩前に出た。
「って、何気にさっきから突っ込みたかったんですけど……こんな小さい子がどうして士官学校に入ってるんですか?」
「……僕も気になっていた。貴族連合軍に所属していたという話ですが、さすがに戦闘には参加させられなかったのでは?」
ユウナの疑問に同意したクルトは不思議そうな表情でアルティナを見つめた。
「……まあ、個人的には同感だよ。」
「懸念は無用です。私の身体年齢は14歳相当。小さい子というほどではないかと。」
クルトの言葉にリィンが苦笑している中ア
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