第2話
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ィータちゃん。ルイゼちゃん、タチアナちゃん、ヴァレリーちゃん、ミュゼちゃん、パブロ君、スターク君の9名かな。」
(クスクス、レンがティータの先生になるなんて、これも空の女神―――いえ、”ブライト家”の導きかしらね♪)
「……ふふっ………」
ランディに続くように自分達が担当する生徒の名前をトワが読み上げると名前を呼ばれた生徒達が自分達の所に向かっている中レンは小悪魔な笑みを浮かべてティータを見つめ、ミント髪の女子は意味ありげな笑みを浮かべた後トワ達の所へと向かった。
([組に\組……”戦術科”に”主計科”か。すると残りは……)
(アルティナさんを含めた残りの3人の方達がわたくし達が担当する生徒ですわよね……)
それぞれの担当教官達の下へと生徒達が集合している中、リィンとセレーネはまだ呼ばれていない生徒達を見つめた。
「静粛に!これより本分校を預かる分校長からのお言葉がある!――――分校長、お願いします。」
「ええ。」
ミハイル少佐に視線を向けられたリアンヌ分校長は頷いた後一歩前に出た。
「―――我が名はリアンヌ・ルーハンス・サンドロッド。”第U”の分校長となった者です。外国人もいるゆえ、我が名を知る者、知らぬ者はそれぞれでしょうが、一つだけ確と言える事があります。――――貴方達も薄々気づいている通り、この第U分校は”捨石”です。」
「ふえっ……?」
「フン………?」
リアンヌ分校長の言葉にトワは驚き、シュミット博士は僅かに眉を顰めた。
「本年度から皇太子を迎え、徹底改革される”トールズ本校”。そこで受け入れられない厄介者や曰く付きをまとめて使い潰す為の”捨石”――――それが貴方達であり、そして私を含めた教官陣も同じです。」
「………………」
「え、えっと…………?」
「おいおい……………」
「へえ?」
「クク…………」
リアンヌ分校長の断言を聞いたリィンは絶句し、セレーネは戸惑い、ランディは疲れた表情で溜息を吐き、レンは興味ありげな表情をし、ランドロスは不敵な笑みを浮かべた。
「ぶ、分校長!それはあまりに――――」
そして生徒達がザワザワとし始めたその時、ミハイル少佐はリアンヌ分校長を諫めようとした。
「―――ですが、常在戦場という言葉があります。平時で得難きその気風を学ぶには絶好の場所であるとも言えるでしょう。自らを高める覚悟なき者は今、この場で去りなさい。―――教練中に気を緩ませ、冥府へと旅立ちたくなければ、今すぐこの場から去るのが貴方達の為です。」
リアンヌ分校長の厳しい宣言に対して生徒達はそれぞれ誰一人動く事なく決意の表情でリアンヌ分校長を見つめた。
「その意気やよし。―――ようこそ”ト
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