暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
プロローグ〜放蕩皇子の最後の悪あがき〜
[2/10]

[1] [9] 最後 最初 [2]次話
ート”と”オルディス”に加えて貴族連合軍の旗艦であった”パンダグリュエル”が占領され、更に戦争勃発の元凶である現アルバレア公爵―――ヘルムート・アルバレア公爵夫妻、貴族連合軍の総参謀であり、アルバレア公爵家の跡継ぎでもあったルーファス・アルバレア、”領邦軍の英雄”の一人として称えられていた武人―――”黄金の羅刹”オーレリア・ルグィン将軍、カイエン公爵家の跡継ぎであったナーシェン・カイエンと結社”身喰らう(ウロボロス)”を始めとした貴族連合軍の”裏の協力者”の約半数が討ち取られるという大損害を受けた。



貴族連合軍が殲滅され、エレボニア帝国がメンフィル帝国に占領されるのも時間の問題かと思われていたが、エレボニア皇家である”アルノール皇家”に対して罪悪感を感じ続けているシュバルツァー男爵夫妻の為に両帝国の戦争を”和解”という形で終結させることを決意したリィンの戦争での活躍によって、エレボニア帝国は多くの領土をメンフィルに贈与する事や”帝国の至宝”と称えられていたアルフィン皇女をメンフィル帝国の関係者に嫁がせる等数々のメンフィル帝国が要求した条件を呑み、”和解”という形で終結した。



メンフィル・エレボニア戦争終結後、メンフィルが要求した和解条約によってリィンを始めとしたメンフィルが結成した少数精鋭部隊―――”特務部隊”がエレボニアの内戦に介入し、特務部隊と特務部隊の指揮下に入ったトールズ士官学院の学生達や正規軍、そして貴族連合軍から脱退した領邦軍がメンフィル・エレボニア戦争の最中にメンフィルが貴族連合軍から拉致したアルフィン皇女を旗印にした連合軍を結成し、貴族連合軍によって占領されている帝都ヘイムダルを奪還、更に幽閉されていたユーゲント皇帝達を救出、そして貴族連合軍の”主宰”であるカイエン公爵を討ち取った事でエレボニアの内戦は終結した。



内戦終結後、エレボニアにとって青天の霹靂の出来事が起こる。それは――――”クロスベル独立国”を建国したクロスベルの大統領、ディーター・クロイス政権に対して反旗を翻した”六銃士”達によってディーター・クロイス政権は瞬く間に倒れて”クロスベル帝国”が建国され、クロスベル帝国はメンフィル帝国と同盟を組んで東の大国、カルバード共和国を占領し、占領した領地をメンフィル帝国と分けて自国の領土と化し、更にメンフィル帝国との和解条約で贈与した元エレボニア帝国の領地の一部をメンフィル帝国が贈与された事だった。これらの出来事によってかつて領有権争いをしていたクロスベルに”下克上”をされてしまい、クロスベルはメンフィルに次ぐ名実ともに大陸最大の国家へと成長した。



内戦の最中に起こったメンフィル帝国との戦争による事実上の”大敗北”、クロスベルによる下克上、そしてメンフィル帝国に要求された和解
[1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ