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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica7-Dそうだ、合宿へ行こう〜Road to Golem meister〜
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ようか?」と聞き返すと、「ぜひっ!」とお願いされたため、「我が手に携えしは確かなる幻想」と詠唱し、コロナの魔力光である黄色の召喚魔法陣を展開。

「(名前はそうだな・・・)灼熱の巨神、スルト!」

ムスペルヘイムの王の1人であったスルトの名を冠した10m級ゴーレムを創成する。轟々と燃える岩石の巨兵を見たコロナは、「すごい・・・」と口を半開き。さらにアスレチックの方から「何アレー!?」とヴィヴィオ達の驚きの声が聞こえてきた。

「とまぁ、これが俺なりのアレンジだ」

「すごいです!」

「これからも研鑽を積んで行けば、ゴーレムは必ずコロナや友達を護れる頼れる戦力となるだろう。日々精進を怠らず、だよ」

「はいっ!」

それからも改良と構築を繰り返すこと数回。とうとうコロナが「はぁ・・・はぁ・・・」と息を切らし始めた。

「(魔力も限界に近いか)・・・じゃあとりあえず一旦休憩だ」

「はいっ!」

あずまやへと戻り、「はふぅ〜」とテーブルに突っ伏すコロナに、「お疲れ」と労いの言葉を掛ける。

「いえ、ありがとうございます。ルシルさんのおかげで、ゴーレムもあそこまで大きく出来ました!」

居住まいを直し、頭を下げて礼を述べてくれたコロナの視線が別の方を向く。俺もそちらへと目を向け、俺の知るゴーレム、ゴライアスより一回りほど小さなゴーレムを視界に入れる。デザインもゴライアスに似通って来たし、完成まではもう一押しだが・・・。ここらからコロナの裁量で最適化させていくべきだ。

「どういたしまして。あとはコロナ自身のデバイスと、操作するのに必要なゴーレムとリンクするクリスタルだが・・・」

「うぅ、どうしましょう? わたし達がインターミドルに参加できるのは来年ですけど、なにか焦ってしまいます」

溜息を漏らすコロナ。ヴィヴィオも何気にデバイスを持たせてくれないと嘆いていたな。なのはのことだから、その辺りはしっかり考えているだろうが。コロナはそう言った繋がりは無いに等しいらしい。

「それなら、コロナ」

「はい、なんでしょう?」

「すずかかルーテシア、どちらかに頼んでみよう」

だから俺はそう提案するのだった。
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