暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica7-Dそうだ、合宿へ行こう〜Road to Golem meister〜
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子供の速さに合わせて走ってくれている中、リオが「ルシルさんって、すごい騎士なんですよね!」って目をキラキラさせた。アイリが「空戦SS+、通り名は軍神な、オールラウンダーだよ♪」って自慢げに語った。なのはママとフェイトママでも空戦S+だから、ルシルさんのすごさを改めて思い知れる。

「おお! ルシルさんからも何か教わってみたら、あたし達ももっと強くなれるかも・・・!」

「そうは言っても俺が教えられるのは、ストライクアーツなどのスポーツ格闘ではなく、犯罪者を本格的に叩きのめす技だ。君たちに教えていいものじゃない」

「な、なるほど〜」

「じゃあスパーリングの相手とか?」

「ヴィヴィオやリオとは身長差が違い過ぎて、お父さんじゃ務まらないよ」

そう言うフォルセティに続いて私も「ルシルさんのスキルが重要なんだよね」って唸る。ノーヴェは、ルシルさんのスキルを頼りにしたいみたいだったし。

「ヴィヴィオやリオは、独自の魔法は持っているのか?」

「はいっ、はいっ! あたしはあります!」

リオが走りながらも元気よく答えた。リオはデバイスも持ってるし、すごい強いし、魔法も使えるし、リオってホントにすごい子なんだよね。でも「わたしも一応は・・・」って小さく挙手した。

「ヴィヴィオは確か、なのはのレイジングハートを借りて、魔法の練習をしているんだったか?」

「あ、うん。レイジングハートは優秀だから、思いついた魔法もしっかりアシストしてくれるけど・・・。レイジングハートが無かったり、授業で借りられるストレージだったりじゃ、うまく発動できなくて、まだまだ未熟なのです」

わたしはしょんぼり肩を落とす。でも今回の合宿だとママも、貸してあげる、って言ってくれたし。フィジカルトレーニングだけの合宿で終わらずに済みそう。ルシルさんは次に、「コロナは、創成と操作が得意だと聞いているよ」って声をかけた。

「あ、はい! 私に合ってるのがその魔法だったので、伸び代のある創成を頑張ろうって決めました!」

「お父さん! コロナの創成魔法ってすごいんだよ! 僕とヴィヴィオって、創成も操作も下手だから。ね? ヴィヴィオ」

満面の笑顔でフォルセティにそう振られて、わたしは「あはは・・・はあ・・・」乾いた笑い声を上げた。ルシルさんは「得意不得意があるのは当たり前だ。気にするな」ってフォローしてくれた。

「話を聞く限り、どうも俺の担当はコロナになりそうなんだよな。俺は騎士は騎士でも魔法戦を得意とする魔導騎士だ。俺の複製スキルなら、コロナの創成魔法のスキルアップにも役立ちそうだよ」

ルシルさんがそう予想した。みんなで、そうかも〜、なんて笑いながらランニングが終了。ストレッチをしてると、ノーヴェが「あの、ルシルさん」って呼んで
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