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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica7-Dそうだ、合宿へ行こう〜Road to Golem meister〜
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いた後、「はやて。水着に着替えさせるけどいいか? というか着替えさす」って、はやてに有無を言わさずに指をパチンと鳴らした。はやてが覆われた煙が晴れると、白と水色のストライプ柄なビキニに変身してた。

「おお! これならポロリもあらへんな♪」

「そんなこと言わなくていいから・・・。アイリ、頼む」

「ほーい!」

右手でマイスターの、左手ではやての手を取って、改めて空中温泉へ向かって飛び立つ。マイスターから「重力結界は無いから気を付けてくれ」という忠告を受けた。マイスターの妹・シエルの重力魔術は、他の“アンスール”やシエルの真技以外に比べて魔力消費がちょい低いから、アイリとユニゾンさえしておけばそう簡単には記憶消失には至らない。

「とつげ〜き!」

「「ちょっ・・・!」」

勢いを抑えないまま温泉に突っ込んだ。閉じてた目を開けて、温泉の中心でマイスター達と水泡の中で視線を交わし合う。そしてアイリ達は手を離して一緒に上の水面へ泳いで、「ぷはっ!」と顔を出す。

「おーい、アイリ〜?」

「突っ込むなら突っ込むって言ってくれへんかな〜?」

「あっはっは!」

アイリが大きな声で笑うと、マイスターとはやても顔を見合わせてから「あはは!」って笑い声を上げた。3人で笑い合った後、川の字になって水面に浮かんで満月を見上げる。

「そう言えば・・・真っ先に来そうなシャルが来ないな」

「あ、アイリもそれ思った。はやてですら来ちゃうんだし、シャルが来ないのは天変地異の前触れかもね〜」

「シャルちゃんならもう寝てるよ〜?」

「「え!?」」

まさかのすでに就寝とは。はやての方を見ると、はやての目が泳いでることに気付いた。だから「はやてが何かしたの?」って聞いてみた。マイスターも「はやてにしては珍しいな〜」って苦笑。

「ちゃうよ!? 私が率先してやったわけじゃないんよ!? ただ・・・」

「「ただ?」」

「疲れ果てて眠そうにしてたシャルちゃんに、アインスの眠りに霧をお願いして・・・な」

「・・・」

「それ、やってるよね、はやて・・・」

「うぁ〜、やっぱそう思うか〜・・・」

両手の人差し指の先端同士をツンツンしながら答えたはやて。眠りの霧って、オリジナルはマイスターの下級水流系術式の1つだったよね。アインス復活の際、マイスターはマイスターと同等以上の戦闘力をアインスに付加した。その時にマイスターの術式も幾つか習得させたみたいだし。

「でも、ふ〜ん。はやてが恋敵に妨害を、ね〜」

「あぅ〜。シャルちゃん、結構フラフラしてたからな。あの状態でお風呂なんて危ないな〜って」

「それは妨害ではなく、優しさ、だな」

「ルシル君、おおきにな♪」

「ま、八神
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