暁 〜小説投稿サイト〜
銀河英雄伝説〜ラインハルトに負けません
第四十一話 疾風ゲット!
[3/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
てくる。
此処で会っておかねばなるまい、エヴァと家族の安全な生活の為だ、
俺は受諾と言い、向こうからは15時に迎えが来ると伝えられた。

15時丁度家の前に地上車が到着した、昨日来た女性士官服を着て降りてきた、
玄関で挨拶し1人で行こうとしたが、エヴァが離れたくない一緒に行くと泣いてきた、
万が一の時にエヴァを連れて行けないと言うが嫌ですと言う、

女性士官が困った顔をしながら、『仕方有りませんがご同行を許可します』と言い
エヴァの同行を認めてくれた。
親父とお袋が門まで来て送ってくれた。

自宅から1時間ほどで立派な屋敷に着いた、
立派な門から車は入り見事な庭を進むと車止めに車が到着した。
玄関には少壮の弁護士風の男が待っていた。

彼は俺に挨拶し中へ招かれた、彼がこの館の主人なのだろうか?
エヴァは俺の腕を握って離さないで一緒に歩く。
広い屋敷だ俺の家が何百軒はいるだろうか、

廊下の突き当たりに重厚なドアがありそのドアが音もなく開く、
その部屋へ入ると非常に広い部屋だった長いテーブルの向こう側に、
1人の老人と少女が見えるエヴァより遙かに年下の少女だ、
少女を見た事で俺もエヴァも緊張感が無くなっていった。

老人が挨拶してくる。
『この度はミッターマイヤー家には大変なご迷惑をおかけしました、
私は当家の主人子爵リヒャルト・フォン・グリンメルスハウゼン
と申します』

驚いた、貴族様が俺達に謝っている、俺もエヴァもあっけにとられている。
俺は慌てて、「いえどういたしまして」へんな返事をしてしまった。
少壮の弁護士風の男が此方へどうぞ言い俺たちを案内した。

老人と少女の前に座り、話が始まった。
今回も行為は宮内省の一部が勝手に行った事、
陛下が俺たちに対して申し訳ないとのこと、
俺たちの安全は完全に守られる事、
 
俺は驚いてしまう、皇帝陛下が一平民の俺に其れだけのお心遣いをしていただける、
エヴァも同じ考えなのだろう、感動しているようだ。
少女は一々頷きながら俺たちを優しい目で見ている、
何処かで見た気がするが気のせいであろうか?

子爵は若い頃皇帝陛下の侍従武官だったそうで、
今でも現役の中将だとのこと、
少壮の弁護士風の男はウルリッヒ・ケスラー少佐だと名乗ってくれた。

緊張する俺たちに対して少女がにこやかに笑いながら、
『私はテレーゼて言います、ウォルフガングさんエヴァンゼリンさん宜しくね』
と挨拶してきた。

お孫さんだろうか?俺たちもご挨拶をした。
横でケスラー少佐とグリンメルスハウゼン子爵が苦笑いしている、
いったい何なのだろう?

中将が『テレーゼ様そろそろお話をした方が宜しかろうと存じます』
と丁寧に話し始めた。
テレーゼ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ