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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜赤き弓兵と青の槍兵
本編
0.5話〜槍兵と執務官 改定版
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機動六課のフォワード部隊の一つ、スターズ分隊だよ。私が隊長で、副隊長にははやてちゃんの守護騎士のヴィータちゃんがついてるんだ。残りの二人、スバルとティアナには明日紹介するね」
「一つ、という事はほかにも部隊が?」
「うん。フェイトちゃんが隊長をしているライトニング分隊があるよ。ランス君はそっちに配属だね」


納得したのかふむ、と呟いてそれ以降は静かにしている士郎君。しかし、こうしてみていると………。


「む?何か私の顔についているか?」
「え!?ううん、違うの。士郎君ってホントに背が高いなあって」
「まあ確かに私の身長は比較的高い部類に入るが………」
「それに、さっきもだけどとっても苦労してきたみたいに見えるんだ」
「苦労か。確かに子供のような自称保護者、妹のような姉、傍若無人な師など周りにまともな人がいなかったから苦労はしたな」


な、なんかすごい人たちだね…………。


「な、なんていうかお疲れ様……。士郎君、はやてちゃんにいたずらされそうになったら言ってね。フェイトちゃんと私で助けるから!」
「そうか、ありがとう」


そんなことを話しているといつの間にか士郎君達の部屋についていた。


「それじゃあ、明日は訓練が………」


そこまで私が言ったところで私たち二人は固まった。その理由はというと………。


「待てー!!!」
「とりあえずその光ってんの出すのはやめてくんねえかな?」
「じゃあ大人しくつかまって!!」
「それは無理だ!」


バインドを乱発しながらランス君を追いかけるフェイトちゃんがいたからだ。


「……アレは止めたほうがいいのか?」
「………う、うん」


その後、二人がかりでフェイトちゃんを止めるのに30分かかった。




side はやて


「ほほう、なかなかおもしろいことになってきたなあ?」


何か面白いことが起きそうな予感がした私はシャマルと共にフェイトちゃんとランスを追跡していた。
結果はフェイトちゃんのあわてた姿など中々見れないものを見せてもらった。


「今後の展開が楽しみやな〜シャマル」
「そうね。フェイトちゃんとランスさん、いいコンビじゃない?」


これはなかなかの掘り出し物を捕まえたみたいやな〜。今後が楽しみや!




この掘り出し物二人は、いい意味でも、悪い意味でもこれからの六課に影響を与えていくことを、このときは誰も知らなかった………。
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