第七章 C.D.の計略
戦いと欲望の質と決着
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の膨大なエネルギーが欲望なんだ」
キキキン!!
「支配するための支配。欲望を満たすための欲望には未来がない。お前は空っぽだ。何もない。何の意味もなく欲望を口にするお前は、ただの我が儘と何も変わらない!!!」
(あ、熱い!!そうか。これは、この痛みは!!力によるものではなく、熱による浸食!!!)
そこまでいって、ようやくトーチはそれに気付いた。
泡立っている。
オーズを押し付けているクレーン車の表面が、グツグツと煮え立って溶解し始めている――――!!!
「これが真の欲望の力」
《タカ!クジャク!!コンドル!!!》
「何かを成し遂げようと、あらゆる覚悟を決めた、人の。人間の力の源だ!!!」
《タージャーァドルゥー!!!》
「ダァッ!!」
「ぅ、おっ!?」
仮面ライダーオーズ・タジャドルコンボ、飛翔。
背から生えた無数の羽根は、クレーン車をドロドロに溶かしてなお余りあるエネルギーを発している。
トーチはどうにかしてオーズを地上に引きずりおろそうとするものの、ついには足が浮き、グォン!!と身を翻したオーズによって振りほどかれてしまった。
「クッ!!!」
「俺は何も捨てはしない!!俺の欲望は、俺の求めたものは!!みんなとつながる、強い絆だから!!」
《タカ!クジャク!!コンドル!!!ギンギンギンギン!!ギガスキャン!!》
「セイヤァッッ!!」
「チッ!!」
タジャドルコンボのマグナブレイズ。間違いなく、必殺技だ。
だが、それを相手にしてなおトーチの地力は勝っている。
トーチのベルト「トーチコンバーター」中心に表れたのは再びカイゼル。
頭部に刺突するための鋭利な形にエネルギーが収束し、マグナブレイズとストレートクラッシュが真正面から衝突した。
ガッッ!!と、その光景の凄まじさとは裏腹に単純なまでの衝突音。
その結果はというと、オーズは着地に失敗して転がり、トーチは見事に角を振り上げていた。
俺の勝ちだ、と胸を張って頭を上げるトーチ。
だが、オーズは立ち上がり即座にメダルを変える。
次のコンボは、緑のコンボ。
オーズの持つメダルの中で、最強の一つに位置づけられるコンボ。
それは
《クワガタ!カマキリ!!バッタ!!!》
《ガーッタガタキリバッ!ガタキリバ!!》
『ハァッッ!!!』
ガタキリバコンボが瞬時に50体の分身へと姿を変え、一斉にトーチへと襲い掛かっていく。
それをトーチはストレートクラッシュの連発で粉砕していくが、あまりに広範囲。そして人数差の前では、この直線攻撃はあまりにも振りすぎる。
ならば
「
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