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仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
序章〜全ての始まり、守護者の刃〜
第2章 融合世界!昭和ライダー
第37話『さらばクジラ怪人』
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グストーンのようなものを盗む為にその力を使っています。」
「何!雅君はそんな奴とも戦っていたのか。」
光太郎は驚いていた。
その頃、雅に逃げられたヤンキー達はダロムに報告していた。
「ダロム様、見つけはしましたが、逃げられました!」
「お前達、何をしている。まあいい。この町に仮面ライダーブラックも来ていることがわかった。お前達に次の役目を与える。」
ダロムはヤンキー達にある指示を出す。
裏路地で隠れている雅と光太郎であったが、辺りが騒がしくなり、気になり始める。
「一体何の騒ぎでしょうか?」
「雅君は隠れていないと危険だ。僕が様子を見てみるよ。」
手配対象となっている雅を隠す為に光太郎は覗き込むように顔を出す。すると、そこには網に囚われたクジラ怪人がジープのような車に括り付けられて引きずられていた。そして、それを運転していたのは先程のヤンキー達であった。
「皆さん、我々暁町自警団はゴルゴム自警団として、ゴルゴムという素晴らしい団体の為に働きます!ですが、我々は今まで通り皆さんの平和の為、自警団としての活動も忘れません!しかし、裏切り者には容赦しません。このクジラ怪人は、我々ゴルゴムを裏切りました!よって、その罪を償わせる為に、そして見せしめとして、処刑します!」
女性ヤンキーがメガホン越しに町民に伝える。
「クジラ怪人!」
「光太郎さん、行きましょう!」
雅と光太郎はヤンキー達を止める為に表に出る。
「そこまでだ!」
「君たちはゴルゴムの恐ろしさを知らない!ゴルゴムは君たちを利用するだけ利用して捨てる気だ!これは、ゴルゴムに改造された僕だから言える!」
雅と光太郎はヤンキー達を止めようとするが、
「ダロム様の言った通りだ!俺達の罠に気づかず、目先のクジラ怪人に躍らされるとは!ダロム様、お願いします!」
ヤンキー達の言葉を聞き、ツノザメ怪人とトゲウオ怪人を連れてダロムが現れる。
「現れたか南光太郎、そして装填の守護者ディロード。」
「今の僕は、仮面ライダーディロードだ。」
「そんなことはどうでもいい。」
「ダロム様、これで俺達もゴルゴムの一員になれるんですよね!」
「いかにも。我々も丁度困っていたのだよ。……………怪人達の実験台に。」
「どういうことだ!話が違う!」
「そもそもお前達は勘違いをしている。ゴルゴムに必要なのは優れた頭脳、運動神経、そして権力。どれひとつとして持ち合わせていないお前達はゴルゴムに必要ないのだよ。」
驚くヤンキー達にダロムは冷たく言い放つ。
「そんな…騙されていたのかよ…」
「さあ、お喋りはこれくらいで終わりだ。やれ、ツノザメ怪人、トゲウオ怪人。」
ダロムは怪人達に指示を出してクジラ怪人を攻撃させる。元々戦闘能力は皆無に等しく、その上今まで弱らせられていたこともあり
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