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ソードアート・オンライン‐黒の幻影‐
第3章 儚想のエレジー  2024/10
21話 望まぬ再会
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たのだろう。それまでの威勢はどこへやら、今度は悲鳴をあげる側となった片手剣士の指先と承認ボタンとの距離が残り2センチメートルと迫ったところでそろそろ脅しも止めようとした矢先、左腕にそっと手が置かれる。


「そいつにはワイからよう聞かしとく。せやから、そこまでにしといてやってくれんか」


 見覚えのない軍のプレイヤーを見据える視界の外から、やけに聞き覚えのある懐かしい関西弁が耳に届いた。同時に、このような場で再開したくないであろうその人物に、苦々しげに挨拶をする。


「………久しぶりだな、オっさん(キバオウさん)
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