最終章:夢を追い続けて
第62話「集合」
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あー、とりあえず卒業したから色々と家でやる事があるな」
「そうか…」
「秋十はどうするんだ?」
「俺は…とりあえず、ワールド・レボリューションに行ってくるさ」
はやてとの特訓はあれからずっと続けている。
ちなみに、未だに勝てた事はない。……さすが天才。
……後少しなんだけどなぁ。
「そういや、正式に入社するんだったな」
「元々テストパイロットだからな。どう言う事をするかも大体わかるし、やりやすいからな」
「テストパイロットは大抵その会社に就職するらしいしね」
セシリアのように金持ちとか、何かしら理由がない限りテストしている会社に就職する方が色々動きやすいしな。
「ってか、そういう数馬だって弾共々うちに来るじゃねぇか」
「そりゃあ、支えるには傍にいないとな」
弾と数馬も俺と同じように進路は就職だった。
しかも、就職先は同じワールド・レボリューション。
就職希望者多数の中を良く受かったものだな。
…まぁ、俺がある程度アドバイスしていたからおかしくはないけど。
ちなみに俺は会社側からの推薦…と言うか、テストパイロットには就職しようと思えばできるようになっていたから、受かる受からないの心配はなかった。
「鈴とか、他の奴はどうなんだ?」
「楯無さんに聞いた限りじゃ、そろそろこっちに戻ってくる手配が済むらしい。元IS学園も、捜索拠点に使えるようになったみたいだ」
俺達が関与できない場所で、色々と準備は進んでいた。
千冬姉も今まで忌避していたブリュンヒルデとしての影響力を有効活用して、桜さん達を捕まえるための準備を進めている。
……結局、俺にできる事は来るべき時のために精進し続けるぐらいだったな。
「それじゃあ、俺達は会社に行ってくるから」
「おう」
マドカを連れて数馬と別れ、兄さんは普通に家に帰る。
言い忘れていたが、色々な理由から狙われる可能性が俺達だが、それらも落ち着いてきたので、普通に家で暮らせるようになった。
一応、更識家の者が監視しているらしいが。
ちなみに、兄さんは基本裏方だ。表に出て何かするよりも、食事や雑用で支える方が合っているとの事。
「……………」
「さぁ…どないする?」
所変わって会社。俺ははやてとチェスをしていた。
初めの頃は決められた状況から提示された条件すら出来なかったが、やはり俺は実践経験を積んでいくタイプなのか、徐々になれていった。
「……ここだ」
「……ほー、やるやないか…」
ありとあらゆる戦局を経験したからか、割とやり合えるようになった。
気づいてないと思ったか?はやて。
……冷や汗を掻いている事、隠せてい
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