第十話〜模擬戦〜
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うしてリイン曹長とシャーリーさんがいるんでしょうか?」
なのは「ライ君のデバイスはまだ製作中なの。でも製作のためにライ君の戦闘データが必要だから、今回はその検証と彼が今回の模擬戦で使う戦闘用デバイスの簡易設定のためにいるの。」
その説明で一同は納得し、ライ達の方に視線を向ける。
今回使うデバイスの設定をしているシャリオの横でリインとライは話していた。
リインフォース「魔法を使う感覚はいかがですか?」
ライ「まだ、不思議な感じだけど…なんとか。」
そう答えながらライは徐々に意識を集中させていく。元の世界にいた時も必ず戦闘の前にこれを行っていたライは今回も同じようにしていた。
これはライにとっては一種の儀式に近い。ライは自分が普段の日常を過ごす時と戦場に身を置く時に自分の意識が常人よりも変化していることに気づいていた。その原因はライの記憶にある。王としての記憶とルルーシュ達と出会ってからの記憶の摩擦、それによりライは自分が精神的に暴走しているのだと考えた。そこでそれをコントロールするためにライは戦闘時の意識を任意でON・OFFできるようにしていた。
リインフォース「正直に言いますとこんなに早く基礎ができるとは思いませんでした。だから驚いています。」
ライ「まだ使えるものは多くないよ。覚えることもまだまだ多い。使えるものもあくまで基礎だけだ。それに…」
リインフォース「それに?」
ライ「先生が優秀だから。」
ライの言葉にリインフォースは顔を赤くして慌てだした。
リインフォース「そ、そんなことはないですよ!?覚えがいいのはあなたの才能です!」
ライ「それでも、その才能を開花させるのは僕だけでは無理だった。だから感謝してる。」
リインフォース「そんなに褒めないでください〜〜」
今度はニヤけながら手を振るリインフォース。そんな中、デバイスの調整が終了したシャリオが振り返り言葉をかける。
シャリオ「デバイスの設定、完了しました。…って、リインさん、どうかしました?」
リインフォース「いえっ!なんでもないですよ!!」
慌ててそう言うが、その顔は未だに笑っていた。
シャリオ「そっ、そうですか。」
リインフォース「こほんっ。では確認しますが、デバイスは近代ベルカ式のアームドデバイス、形状はショートソードでいいですね?」
そう言われライは渡された剣型のデバイスを確かめるように握る。
剣の形は刀身が普通の剣よりも少し短いがその分、柄の部分が長くなっていた。
ライ「はい。追加設定はソードの形状変化です。」
確認するように自分の依頼した設定を述べる。
シャリオ「…ライさん、今さらですけどこんな設定でいいんですか?
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