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ドリトル先生と春の花達
第九幕その五

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「自分が終わってしまうからね」
「他の人にもやらない様に言ってるね」
「麻薬については」
「いつもだね」
「そう言ってるね」
「覚醒剤なんかはね」
 麻薬の中でこれを出すのでした。
「やっていいと思うかい?」
「何かあの麻薬凄いらしいね」
「一週間位寝なくても平気になるっていうけれど」
「それだけ寝ないとね」
「それだけで危ないよね」
「うん、人はちゃんと寝ないといけないよ」
 一日の間でというのです。
「絶対にね、徹夜だけでもよくないのに」
「それが一週間になると」
「一日の徹夜じゃなくて」
「それだけでどれだけ身体に悪いか」
「そうなるよね」
「身体にかかる負担も酷いんだ」
 覚醒剤はというのです。
「力を引き出すっていうらしいけれど」
「何か体力を補給してないよね」
「ものを食べたり飲んだりするのとは違って」
「お茶やコーヒーで目が醒めるのを遥かに凄くしたもので」
「身体にもだよね」
「そうだよ。お茶やコーヒーも飲み過ぎたら寝られなくなるけれどね」
 目が冴えてしまってです。
「覚醒剤はそんなものじゃなくて」
「身体から力を引き出すけれど」
「それってエネルギーを燃やしていてね」
「危ないよね」
「凄い体力を消耗してるよね」
「筋肉や骨格のエネルギーまで消耗するんだ」 
 覚醒剤の場合はです。
「気分も高揚するっていうけれど」
「それもだね」
「よくないんだね」
「精神にも影響を与えて」
「やっぱりよくないね」
 動物の皆も聞いて言うのでした。
「とんでもない幻覚や幻聴もあるんだよね」
「変なもの見たり聴いたり」
「それじゃあおかしくなるよね」
「頭の方もね」
「そこも問題だよ、筋肉も骨酷くなって内臓の働きにまで影響を与えて」 
 勿論悪い影響です。
「幻覚や幻聴もあって精神もおかしくなって」
「ボロボロになってだね」
「食欲もなくなるっていうし」
「その分エネルギーの補給もしなくなって」
「身体が悪くなってだね」
「どんどん酷くなっていくんだ」
「だから絶対にしたら駄目なんだ」
 覚醒剤もというのです。
「他の麻薬も一緒だけれどね」
「手を出したら破滅、だね」
「本当にそうなるのね」
「だから先生もしないし」
「他の人にもしない様に言ってるんだ」
「麻薬は」
 本当にという言葉でした。
「したら駄目だよ、刺激を求めたり寂しいからするのは」
「絶対に駄目だね」
「芸術に関わる人達が手を出したりするけれど」
「やったら駄目だよね」
「刺激を求めても」
「厳しいことを言うかも知れないけれど」
 こう前置きしてのお言葉でした。
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