自分の流儀を貫いて
12話:主人公(ヒロイン)は遅れてやってくる
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とになるか……。一応生きるために必要だし。それに、“本と銃剣の二人組”に何か関係あるのだろう。カレンは無駄なことはしない。いや、時々あるか。
「りょーかい」
「では」
去っていくフォルティスを見ながら考える。俺はいつまでにこいつらの仲間でいられるのだろうか、と……。
感じたい、行きたい、戦いたい、ふれ合いたい、聞きたい、話したい……一緒にいたい……。
『身体構築完了…………』
今すぐそこに……ダレン……。
「ダレン、起きてください!」
「あぁ?」
寝ている俺を揺さぶり、声をかけるのはフォルティス。あれ、隣にステラもいる。もう、時間かよ、寝たりねぇ。
「もう……か。もう少し寝たい……」
「そんなことはいいですから、説明してください。これは一体どういうことですか!?」
「そうだよ、誰なの!? ダレンお兄ちゃんの隣で寝てる女の人!」
あれ、ステラがしゃべってる。これ、夢か? ステラはリアクトしてる時以外にしゃべることが出来ない波豆だし……。あれ、でも隣に誰かいる気配がする?
「夢じゃないの………………まさか、でも、え……」
起き上がり、隣を見て俺は絶句した。そこにいたのは、ドジで、おっちょこちょいで、妹みたいな少女。俺が守ると誓って、俺が殺してしまった少女。銀髪が綺麗なその少女の名は…………
「…………マ……リ……」
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