第七章 C.D.の計略
トーチのメダルとヤミーと思惑
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だっから!!こっちも今大変なんだ!!色々なとこでいろんな事件があって・・・そっちはそっちで何とかしてくれ』
「何とかって」
『すまん!!』
「あっ、ちょっ!切れちゃった!?おーい!?」
道中、後藤がヤミーと交戦を始めたと聞いて、映司は連絡すべき場所に連絡をしていた。「EARTH」局長、蒔風舜に。
だがあちらも何か忙しいらしく、電話をプチンと切られてしまった。
どうやら「EARTH」からの援助は受けられないとみてもいいのかもしれない。
「おい映司!!早くいくぞ!!ッたく、ンなもん行きながらでもでんじゃねーか」
「運転しながらはダメだろこら!!」
再びライドベンダーを動かして、目的地へと走らせる二人。
目的地はもうわかる。あの粉塵の上がっている場所だ。
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弾幕の中を突っ込んでくるツキノワグマヤミー。
やはりあいつには弾丸は効かないのか。
だが、周囲の隊員の考えとは違い、後藤の脳内ではすでにこのヤミーへの対抗策は出来上がっていた。
弾幕はあくまで弾幕だ。
ヤミーに当たっていないのではなく、ヤミーに当たらないように打つことでその走りこむ方向を意図的に制限しているだけの物。
そして、バース最大の特徴を起動させるのなら、片手さえ空いていれば十分である。
《ドリルアーム》
「ダァッ!!」
「ギャゥッ!!」
バースバスターを片手で撃ち、もう片手でドリルアームを起動させてカウンターで胸元ど真ん中へと突き出すバース。
その思惑通り、見事にそれは命中しバースよりも一回り大きなツキノワグマヤミーが吹っ飛んでいき、広場のモニュメントに命中してガラガラとそれを倒壊させてしまった。
その隙に、さらに起動させていくバース。
バース・CLOWsを次々に展開し、後はブレストキャノンと左手のショベルアームのみとなった。
と、そこでツキノワグマヤミーが起き上り、バースのほうへと走り出してきた。
だがまだ距離がある。ブレストキャノンを起動させ、一発ぶっ放して吹き飛ばし、またその隙にショベルアームを起動させる!!
それが後藤の算段。
だが、ツキノワグマヤミーはまだ距離があるにもかかわらず腕を振るい、そしてその手元がキラリと光ったと思うと
バキィ!!
「ぐぉっ!!!」
ツキノワグマヤミーの爪が飛来し、バースの胸元へと襲い掛かってきたのだ。
起動しかけていたブレストキャノンのパーツは吹き飛び、またもう一度起動し直しが必要となる。
だが崩れた態勢を整えてからそれをしては、そのうち
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