第27話 太陽の娘
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「それも今日で最後でしょ?それに自分で選んだ事なんだ、我慢しなくちゃ」
「それもそっか、じゃあ最後くらい気合を入れてシェラ姉のシゴキに耐えるぞ!」
「そのいきだよ、エステル」
あたしは気合を入れなおしてヨシュアと一緒に遊撃士協会の入り口のドアを開けて中に入る、すると受付のアイナさんが私たちに気が付いた。
「あら、おはよう。エステル、ヨシュア」
「アイナさん、おはよう」
「おはようございます」
「ねえアイナさん、シェラ姉ってもう来てる?」
「ええ、二階で待ってるわ、今日の研修が終われば二人とも遊撃士の仲間入りね」
「うん、その為にも今日の試験は頑張るわ!」
「ええ、私も応援してるわ」
アイナさんと挨拶をして二階に上がる、二階の奥のテーブルに銀髪の女性がカードを並べて何か考え事をしているのが見えた。
「シェラ姉、おっはよー!」
あたしが声をかけると銀髪の女性ことシェラ姉が顔を上げた。
「あら、エステル、ヨシュア。おはよう」
「おはようございます、シェラザードさん、何かを占っていたんですか?」
「まあちょっとね、それにしてもどうしたの、エステル?貴方がこんなにも早く起きてくるなんて珍しいじゃない」
「まあ最後の研修くらいはね。とっとと終わらせて遊撃士になるんだから!」
「なら今日のまとめは厳しくいくわ、覚悟してなさいね♪」
「え〜そんな〜……」
「あはは、お手柔らかにお願いします……」
そんな会話を終えてあたしたちは今までのおさらいに入るのだった。
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今日のまとめは実際に遊撃士の仕事の流れを私たちが体験していくものだった。でも机の上で勉強するよりはこっちのほうがあたし的にはありがたかった。
それからは遊撃士が使う道具や施設の一通りの説明を受けて最後に街の地下水路にある宝箱から収められているものを回収するという依頼をこなすことになった。魔獣が徘徊していたけどヨシュアと協力してなんなくクリアすることが出来たわ。
「二人とも、お疲れ様」
「ふっふ〜ん。どうよ、あたしたちが本気になればこんなの楽勝なんだから」
「よく言うよ、途中で箱の中身を見ようとしたくせに」
「あら、これは落第かしらね?」
「ちょ、ちょっと!それは言わないでよ!?」
「うふふ、冗談よ。まあ途中で開いていたら本当に落第にしてたけどね」
「あっぶな〜、開けなくてよかった……」
その後は依頼の報告をして無事に今日の研修を終えることが出来た。そして遂に遊撃士の証であるエンブレムをもらう事が出来た。
「やったね、ヨシュア!これであたしたちも遊撃士の仲間入りよ」
「全くエステル
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