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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica7-Cそうだ、合宿へ行こう〜Hot Springs〜
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り〜♪・―・―・

お湯の浮力に身を任せてプカリと浮かぶ。ルシルさんが球状のお湯の外側に無重力の結界を張ってくれてるおかげで落下の心配はない。

「ふぅ〜。良いお湯〜♪」

「ええ、本当に。よもや死後にこのような体験が出来るなんて、本当に不思議ですね〜」

「イプシロンもゼータに同意します〜」

近くに漂ってたデルタとゼータとイプシロンも、蕩けきった顔で温泉を堪能してる。アルファとベータも「ほぉ・・・」って、ママと一緒にノンアルコールのお酒を嗜んでる。あそこまでママの緩みきってる姿って見たことないかも。

「ヴィヴィオ達もずっと泳ぎっぱなしだけど、明日ぜったいに筋肉痛で動けないでしょアレ」

「イクスも泳ぎ方を教わったら教わったで、結構長い時間を泳いでるよね」

「元気だね〜」

「元気ですね〜」

デルタやゼータと一緒に温泉の中を元気よく泳ぐヴィヴィオ達を見守る。イクスも最初はあっぷあっぷと溺れかけてたけど、すずかさん達が丁寧に泳ぎ方を十数分と教えただけであれだけ泳げてるから、すずかさん達もイクスもすごい。

「ぷはっ。すっごい楽しい〜!」

「でもそろそろ上がらないとのぼせちゃうかも〜」

「指もふやけちゃってる〜!」

「そうですね。人生初の温泉も堪能しましたし」

「お腹も空いてきたしね」

ヴィヴィオ達が私たちの近くに浮上してきて、私みたく力を抜いて湯面に浮かんだ。デルタ達も同じように浮かんだところに、『スキュラ諸君。召喚限界だ』ってルシルさんから通信が入った。

「えーもう? もうちょっと現実世界(そと)で遊びた〜い!」

「イプシロンもデルタ姉様に同意です!」

「まったくよ! 温泉だけで済むと思って!?」

デルタやイプシロンに続いてアルファまで文句を言ったけど、シャルさんが「あなた達、せめて温泉だけは、って言ってたじゃないの」そうツッコみを入れた。

「温泉に酒と来たら、もちろん食事でしょう!」

『却下。もう限界。はいまた来週〜』

「「「「「ちょっ――」」」」」

ルシルさんが軽い口調でそう言いながら手を振ると、“スキュラ”達が一斉にポンっと消失した。そのあっさりさにポカンとしたけど、まぁルシルさんに頼めばまた会えるらしいし、「行っちゃったね〜」ってかる〜く言うと、お姉ちゃんやヴィヴィオ達も「だね〜」って続いた。
ま、そんなこんなで空中温泉は、ルシルさんのおかげでとっても思い出深い入浴になった。ルシルさんが居なくても、毎日じゃなくても、この空中温泉を再現できないかな〜。ホテルアルピーノの目玉になりそうなんだけどな〜。

†††Sideリヴィア⇒イリス†††

ルシルの作った空中温泉を存分に堪能した私たちは、アルピーノ邸へと戻って来
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