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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica7-Cそうだ、合宿へ行こう〜Hot Springs〜
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?」って微笑んだ。私とお姉ちゃんは「あのね!」って、ルシルさんより早く率先して説明した。

「そうなの? 局員だった頃からルシル君の凄さは知っていたけど、そんなのまだまだ序の口だったのね〜」

ママは右手を頬に添えて苦笑いした後、「あなた達もご飯を食べる?」って“スキュラ”達に聞いたんだけど、ルシルさんが「ああ、結構ですよメガーヌさん。もう少しで時間切れで消えますから」って、“スキュラ”達の返事より早く答えちゃった。

「時間切れ?」

「ええ。召喚時間の限界です」

ルシルさんの使い魔・“エインヘリヤル”は現実世界に長くは居られないみたいで、“スキュラ”達も例に漏れず、もうそろそろ居なくなっちゃうらしい。そんなルシルさんの言葉に、“スキュラ”達が「はあ!?」って一斉にルシルさんを睨みつけた。

「ちょっ・・・! あんだけ働いたのに、報酬無しでヴァルハラに帰れって言うの!?」

「イプシロンはマスターの悪逆非道にして鬼畜な所業に、断固異議を唱えます!」

「あなた、本当にいい度胸をしているわね?」

「せめて感謝の言葉くらいあってもいいのでは?」

「銀髪恐怖症に陥ってしまいそうです・・・」

「「「は〜んたい!」」」

「です!」

「「「は〜んたい!」」」

「です!」

「「「は〜んたい!」」」

「です!」

ルシルさんに詰め寄った“スキュラ”に、「じゃあ何をしたいんだ?」ってルシルさんが聞くと、「あの温泉に入りたい!」ってデルタが指を差した。アルファ達もご飯じゃなくて、せめて温泉に入りたいって答えた。

「それくらいはまぁ時間はあるか・・・。水着に着替えさせるから、そこでしばらく立って待機しておけ」

ルシルさんのその言葉に、私は「そんな魔法もあるの?」ってフォルセティに聞いてみたけど、「う〜ん・・・?」って首を傾げたから、フォルセティと一緒にはやてさん達を見た。するとアインスさんが「ああ、ある。衣類だけの強制変身魔法だ」って答えてくれた。便利なようだけど強制っていうのは恐いなぁ〜。

「水着? なぜ風呂に入るのに水着が要る?」

「いいか、ベータ? 風呂は裸で入る。そして、側には男の俺、フォルセティ、ザフィーラが居る」

「・・・だから? 触れられるのは困るけど、裸を見られた程度で恥じるような不細工な体じゃないわ」

アルファがいきなり服を脱ぎ始めて、ヴィヴィオとコロナとリオは「わっ!?」って両手で目を覆って、アインスさんが「いけない」ってフォルセティの目を覆って、そしてはやてさんが「ルシル君。目を瞑って。今すぐ」ってドスの利いた声でそう言った。ザフィーラは何も言わず、何も言われないまま自分から顔を逸らした。

「ああもう。・・・我が手に携えしは確かな
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