~False accusation of I・U - 862 years~
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ない…………わぁ……うわぁぁぁあああぁぁぁあああ!」
糸が切れたかのように、泣き始める。
俺から顔を逸らすように上を向き、ただ、子供のように泣く。 こっちの胸が振動してしまうほどの、大きな声で。
夕暮れの街は、明るいネオンサインに音楽を乗せて、流行の服や、最新の家電を宣伝している。
ちかちかするその光が、アリアの桃色の髪を弄ぶように照らし、追い討ちをかけるように、通り雨が降り始めた。
人々が、車が、俺たちの横を通りすぎていく。
ケータイを耳に当てた女が、キャハハ!マジ!?ウケルー!なんて大声で喋りながら、通りすぎていった。
……俺は、泣き続けるアリアにどうすることも出来なくて。ただ、ただ。時間だけが過ぎていった。
~Please to the next time!
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