第19話 超右派青年将校の従妹は義妹で幼馴染み ターン18,19
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「ふ〜ん。悪い話ではないね。けど協力するなら口ではなく行動で示して貰わないと」
「そこで、伏見閣下のお側にお仕えさせたい者がおります」
前の世界では絶滅危惧種と言われている大和撫子な姫カットの女性士官が入室する。
福原いずみちゃん キタ━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━!!!!
「お久しぶりです。伏見閣下。士官学校に入学される前に会って以来でしょうか?」
「私の従妹の福原少佐……です。幼いころは伏見閣下ともご縁があったとか?
どうぞ、ご自由にお使いください……伏見閣下?」
「……ああ、同じ道場に通ってたお転婆な妹分が、麗しい淑女になっていたので驚いて」
そういえば……満州会戦前の伏見空の記憶の中にある女の子も同じ名前だった。
一つ年下の福原いずみ。小さいころはお転婆な少女だったから同名の別人かと思ってた。
北郷一刀流の道場に通ってた時期に、いつも歩く後ろを着いて来た妹分のような存在だ。
「ふふ……閣下も随分と昔に比べて物腰が柔らかくなられたと感じます」
「色々あったからね。お互いに積もる話もあるけど……
平良少将、福原少佐であれば僕としても大歓迎だ。
長官に願い出て中佐に昇進させ、旗艦三笠の副長をお願いしようと思うが?」
「ご配慮ありがとうございます。
それに伏見閣下は一人寝が寂しくなったと聞いております。
しかし海軍長官のように異国の女性に手を出されることは好ましくありません」
「たしかに東郷長官は(未だ攻略範囲が日本人中心の)僕と違ってバラエティ豊かだよね」
「噂では中帝国の元提督やガメリカ人の捕虜にまで手を付けているとか嘆かわしい!!
日本人なら伏見閣下のように正しい血筋の日本人を相手にするべきです」
「はあ……(別に意図してなんだけど)そうだね」
「ゆえにこの福原には、閣下の望みに何でも応えるように命じてあります。
もし伏見閣下がお辛いときは、この福原を思うがままに……ご自由に、存分に、お使いください」
そう言って福原いずみを残して平良英知は部屋から去っていった。
伏見は微笑を浮かべながら冷ややかな目で去り行く者の背中を一瞥する。
「で、福原中佐はそれでいいの?」
「はい……平良の命令ではなく、私の意志で参りました。
……もう戻るつもりもありません」
「どういうこと?」
「閣下が、いえ、お兄様が、婚約したと聞いてから……居ても立っても居られなくて……」
あれ?原作ゲームと様子が違う感じがする(;'∀')お兄様?
「大きくなったら、あき兄様と結婚するは私だって……
閣下は子供の頃の口約束だと思われたかもしれませんが……」
あわわわ。覚えてないわーそんな約束ーそんな関係ー。妹分として可
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