第18話 腐女子の暴走と帝勲章授与式 Ev06
[4/4]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
「はい。私の出来る範囲であれば何でも叶えますから、遠慮はせずに言ってくださいね」
「わかりました。では私の願いは……
帝が御所から自由に外出できるようにして欲しい、ということですが」
「えっ?」
「やはり帝ちゃんとデートするときに御所の外に遊びに行けないのは不便ですから」
「な、なにを馬鹿なことを。そのようなこと許されるはずが……」
女官長のハルが驚きのあまり口を挟む。
「御所からの外出の禁止は柴神様によって定めらえた決まりではなく、
あくまで慣例に過ぎないと聞いていますから、お願いとして問題ないのでは?」
「そうですね、問題はないです。でも……本当によいのですか?
お金とか爵位とか宝物とか思いのままですよ?
刀剣愛好家と聞いてますが天下五剣の一振りが欲しいとか、皇室御物の名刀を所望するとか?」
「それ以上に帝の御所からの外出を望みます」
「も、もう……仕方ないですね。
勲功を立てた忠臣である伏見のお願いだから叶えないわけにもいきませんよね。
ね、柴神様? ね、女官長?」
「私としては異存はないが……嬉しそうだな」
「私には反対する資格はありませんが……なんという嬉しそうな顔……」
「では、決まりですね」
「は、はい。伏見の願い叶えさせてもらいます」
伏見の願いにより、帝の御所からの外出が自由となった。
帝ちゃん→☆☆
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ