第17話 日ソ不可侵条約 ターン17
[4/4]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
切聞いてません。
俺の嫁は冗談だと聞き流したか、素で忘れていたかのどっちかだろうな……いつかお仕置きしよう。
「利古里ちゃんとばかり二人で楽しくデートしたりして不公平ですっ!」
「……帝ちゃん?」
「あ……ごめんなさい、感情に任せて愚かなことを口走ってしまいました。
帝として恥じるべきことですよね……すいません……先ほどのことは忘れてください」
「いえ、詫びるのは私の方です」「……伏見?」
「帝ちゃんはとても魅力的な女性です。ただ少し遠慮がありました」「えっ?」
「なにしろ、日本にとって特別なお方です。僕のような男が気軽に声をかけるわけには……と」
「そんなことありません。そんなこと……ないです。
それに……わたしは伏見のことを……もっと知りたいのです」
「分かりました。もうヘンな遠慮はしません。
それなら喜んで帝ちゃんをデートにお誘いして口説かせて貰います」
「はいっ。よろしくお願いします。
貴方がお付き合いする女性の一人にしてください」
嬉しそうに微笑みながら三つ指をついて頭を下げる帝ちゃんを眺めながら……
僕は改めてエロゲー世界に転生させてくれた神様に珍しく感謝するのだった。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ