暁 〜小説投稿サイト〜
IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第646話】
[3/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
した他の子達も力を貸してくれますから。 ……それに、【拡張形態移行(エクステンデット・シフト)】を行わなければ――』

『ん、そうだな。 ……だがそれすらも視野には入れないといけない、忘れないでくれ』

『……わかりました、マスター』


 コアとの対話を果たした一人の男と少女の会話――この世界で未だに未知数なコアの機能の開放がもたらす結果は――ウィステリア・ミストだけが知る事実。

 荒れた道をウィステリアはまたゆっくりと歩き始めた。

 陽は落ち、時間は六時――いぬきちは旅館の外で待機する中、二日目の夕食時。

 二日目最後の夕食メニューは懐石料理だ。

 豪華絢爛、彩りよく見た目でも楽しみ、香りでも楽しめ、吸い物や天ぷら等様々な食べ物が目に映る。


「わはー、ひーくん〜、美味しそうだね〜」


 当然と謂わんばかりにヒルトの隣に来たのは布仏本音、のほほんさんだった。

 既に浴衣に着替え終えていて、豊満な谷間がチラリと覗かせていた。

 強かだとか計算だとかではなく、ただただ本音自身が胸元が苦しいという結果でこうした事なのだ。

 だが、ヒルトから見ればやはり眼福なのには変わらなかった。


「あー! 本ちゃんずるいー! じゃあエミリアはヒルトくんの反対側に座るもーん」


 素早くヒルトの左隣に着席したエミリア・スカーレット、彼女も浴衣に着替え終えている。

 チラリと覗かせている白い生足――ヒルトの視線を感じたエミリアは小悪魔っぽく笑うと――。


「やん、ヒルトくんの目がえっちぃよ?」

「うげっ!? な、何を言ってるんだかエミリアは!」


 二人のやり取りを見た本音は――。


「えー? ひーくん、見るならこっちの方がいいよ〜」


 ギュッとヒルトの腕をとり、谷間に挟むように抱き着く本音。

 柔らかな感触が腕全体に伝わる――。


「あら? 本音よりも私の方が大きいわよ?」


 言ってからヒルトを振り向かせたのはティナ・ハミルトンだった。

 ウインクし、胸を抱き、強調して谷間をヒルトの眼前に見せてきた。


「お、おぉ……!?」

「ちょっとティナ! なにやってんのよあんたは!?」

「あら? ヒルトに谷間を見せてるのよ鈴?」

「ムキー! 皆これ見よがしに谷間作っちゃって! 小さいのが悪いのかー! ヒルト! 女の子のおっぱいは小振りの方が夢が詰まってるんだかね!?」


 こめかみに怒りマークを見せた鈴音、同調するようにラウラは胸を張る。


「その通りだ! 胸など脂肪の塊なのだ! 柔らかさでは私の方が上のはずだぞヒルト!」


 確かにラウラの胸は柔らかかったなと思うヒルト――
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ