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仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
序章〜全ての始まり、守護者の刃〜
第2章 融合世界!昭和ライダー
第35話『掴み取れ、梅花の型/少年バット』
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マシーンを作動させて、沖の機械部分の修復を行う。
「ありがとう。きみは一体、何者なんだ?」
「紹介が遅れました。僕の名前は凪風雅。武術凪風流の当主。またの名を、仮面ライダーディロード。」
「仮面ライダー?」
「はい。仮面ライダーとは、正義と平和を守る戦士のことです。」
「それで、雅君はどうして俺を?」
「実は、ある事件を追っていまして、協力していただきたくて。それで、沖さんは一体、何があったのですか?」
「俺は昨日、ドグマ怪人のライギョンと戦ったんだが、それを基にしてギョストマという怪人を作り、俺の赤心少林拳が破られてしまったんだ。」
「そうだったのですか。」
「それで、雅君が追っている事件は?」
「はい、今話題となっています、少年バットによる事件ですが…」
「どうしてその事件を?」
「実は、その事件がドグマと関係があるようなので。」
「何か、証拠を掴んでいるのか?」
「当然です。まず、今回の被害者は皆、徳間病院という病院に搬送されましたが、この徳間病院、実は事件が始まる1週間前にできて間もない病院です。それからこの病院、何故か少年バット関連の患者しか入院を受け入れていないのです。それだけでも十分に怪しいのですが、この病院、患者に面会出来ないのです。」
「なるほど。それで、どうするんだ。」
「今夜、病院に潜入します。」
「その作戦、俺にもやらせてくれ。」
「沖さんもですか?」
「雅君の推測が正しければきっと、ギョストマはその病院にいるだろう。」
「分かりました。では今夜決行で。」
「それで、雅君にお願いがあるんだ。」
「僕に出来ることならいくらでも。」
「赤心少林拳の一つ、梅花の型を身につけたい。協力してほしい。」
「分かりました。僕も凪風流の当主。その言葉に全力で協力させていただきます。」
メンテナンス基地は道場ほどの広さがあったため、沖と雅はすぐ稽古を始める。
「雅君、俺を殺す勢いで攻撃してくれ!梅花の型は相手の攻撃を受け流す力。その力が強いほど真価を発揮する。」
「分かりました。期待に沿えるか分かりませんが、出来る限りやってみます!」
雅は普段の戦闘のように沖に拳を放つ。
「グッ!清んだ拳をしているね。」
「そうですか?」
「ああ、あとで一度、真剣に手合わせ願いたいほどだ。」
雅と沖は、日が落ちて、夜空になるまで稽古を続けた。
暗い夜空の中、雅はマシンディローダーに、沖はVマシンに乗って徳間病院に着く。
「では、計画通り裏口から行きましょう。」
雅と沖は従業員が出入りする裏口に向かう。
「では、入りましょう。」
雅がロードスラスターを取り出すと、扉は開き、中から少年バットが現れ、雅の後頭部を狙うが、雅は軽やかなステップで回避し、少年バットの足を払う。すると、少年バットは転けて
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