第15話 大将昇進と前線外交 ターン13〜15
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世代艦以降は中破、大破、撃沈の被害でも提督の死者は出ていない。
二つ目は現在日本海軍で敵国提督を始めとした多くの捕虜を抱えているが、
脱出ポッドや避難艇を攻撃することは戦時国際法で禁止されている。
戦域での戦争が終結した後は敵味方問わず脱出ポッドや避難艇を救出することが定められている。
停戦などにより戦争が終わった後は捕虜交換が行われるし、捕虜の虐待等は当然禁止されている。
しかし満州会戦の後に中帝国は戦時国際法を無視して、
戦闘終結後に脱出ポッドや避難艇に対して攻撃を行ったのだ……。
満州会戦後の日本海軍の人的な凋落は上記の大虐殺の影響が大きい。
造船所を拡張して軍艦を建造しても、それを操る人間がいなければ物置も同然だ。
宇宙軍である海軍の軍人には高い技術と専門性が求められる。
つまり海兵と言っても下働きの一兵卒ではなく技術者集団なのだ。
このため一旦壊滅した海軍を再建するには膨大な時間と労力が必要になるのだ。
原作ゲームでも侵攻戦で敗北した場合はゲームオーバーになるが、
実際に星域戦で海軍が敗北し東郷長官や他の提督達のいる司令部が壊滅して捕虜となったら、
新しい軍艦が建造できても組織的に海軍を再建するのはまず不可能だと思われる。
ミッドウェイ海戦以降の日本軍のような状態からの逆転は不可能だ。
そんな状態から残った艦隊から士官をかき集めて
東郷海軍長官と一緒に軍令部総長として半壊した海軍の再建を頑張ってきた訳だが……
日米開戦時の戦力が以下の通りである。
戦艦4隻(長門と三笠を含む)+柴神戦艦1隻
巡洋艦6隻
駆逐艦9+試作特雷型駆逐艦2隻
他各種補助艦艇9隻(連絡艇、整備艦、索敵艦)
すべて第一世代艦である。
満州会戦時には第一世代艦より旧式の艦も混ざっていたとはいえ
日米開戦時の海軍戦力は満州会戦前の状態まで再建されていなかった。
必死の戦争回避や亡国の危機という表現は大げさなものではなかったのだ。
むしろ上記の戦力で中帝国の全星域を早期占領できた東郷長官が凄い。
ちなみに旧式艦を使用している駐留艦隊や治安艦隊が存在するが戦力外である。
その後もエロエロしながら陸海軍統合軍制改革を進めて……
虎の飢え死に作戦時には、
戦艦7隻(長門と三笠やミサイル戦艦も含む)+柴神戦艦1隻
巡洋艦4隻
駆逐艦11隻+試作特雷型駆逐艦2隻
他各種補助艦艇10隻(連絡艇、整備艦、索敵艦)
潜水艦3隻(ドクツ提供のデーニッツ少将の潜水艦隊)
ようやく第二世代艦が配備されるが占める割合は二割ほど、残りは第一世代艦隊である。
現在も第二世代艦への切り替えを進めているが三割にも満たないのが現状だ。
第五以下の正規艦隊の提督の階級が少将なのも納得だろう
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