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ヘタリア大帝国
50部分:TURN5 中帝国その七
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「私もだけれど」
 史羅もいた。この場には。
「けれど私はいいのね」
「人間だからな。けれどこの連中はな」
「動物だから」
「だから犬とか艦隊指揮するってできるのかよ」
 田中は首を捻りながらさらに言う。
「命令とかできるのかよ」
「できるよ」
「ちゃんとね」
 しかしだった。ここでだ。
 そのアストロコーギーとアストロパンダがだ。こう田中に言って来た。
「こうして言葉も喋れるし」
「軍事の本も読んできてるよ」
「おいおい、本も読めるのかよ」
「そうだよ。津波様から貰ってね」
「それで勉強したんだ」
「あの博士手前等にも改造手術してたのかよ」
 かなり唖然となりながら言う田中だった。
「それで艦隊指揮もできるんだな」
「そういうことだからね」
「安心してね、田中さん」
 今度は猿と猫が田中に言う。

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