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ヘタリア大帝国
49部分:TURN5 中帝国その六
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は中国妹に述べた。
「南軍はランファの管轄あるからな」
「ううん、国軍を統一したいあるよ」
 中国妹は困った顔で腕を組み言った。兄の言葉を聞いて。
「日本帝国との戦いが終わればそうしないあるか?」
「そうあるな。何よりも共有主義を何とかしたいある」
「共有主義の勢力にはロシアさんがおられます」 
 マカオがこの国の名前を出すと皆顔が蒼ざめた。香港兄妹も微かに。
「ロシアさんのところに入ればです」
「バルト三国やウクライナと同じになる的な」
「奴隷扱いですよ」
 香港とマカオ妹がだ。マカオの言葉を聞いて言う。
「だから絶対に嫌、的な」
「はい、そう思います」
「これは万歳爺も懸念されています」
 マカオは皇帝を中帝国の古い呼び方で呼んだ。
「何しろ満州は今の皇帝家の故郷だったのですから」
「そこを最初に奪ったのはロシアある」
 中国は忌々しげにだ。マカオに応えた。

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