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鋼の錬金術師 貴方を守りたい――12人の巫女と1人の神――
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を見ていたはずのレンリがいきなり、エンヴィとリンの目の前に現れた。
何故か酢昆布をくちゃくちゃ食べながら…。
エンヴィ「それはいいねぇ〜。じゃあそうしようか?」
レンリ「あっ、でもエンヴィには出来ないよ? なぁ、リン?」
意味ありたげないや顔をした後レンリはリンの方を向いた。
リン「いっひひ…。そうだネ…。」
と言いながら剣を地面に突き刺し、
『ザッ』
エンヴィ「うっ!」
左足で砂を蹴ってエンヴィの目を瞑らせている間に、まだ使える左手でエンヴィの刃(左腕)で蛇(右腕)を切り落とす。
そして切り落としたと同時に地面にさしておいた剣を抜いて、
リン「ふんっ!」
エンヴィ「ウアァァァァァァ」
『ビチャァァァァ』
エンヴィの胴体を縦方向に斬る。
再生をしながらエンヴィは地面にしゃがみ込む。
エンヴィ「う……くっ。」
リン「…ん……?」
大きく沈み込んだエンヴィの足元をリンは不思議そうに見つめる。
レンリも足元を一瞬だけ見て、何かが分かったような顔をした。
エンヴィ「目つぶしとか…せこい手使いやがって……。」
リン「小さい頃から暗殺の危険にさらされ続けてネ…。反則技も身につけざるおえなかったんだヨ。
どうだイ? 大人しく掴まってくれないかナ…こっちは不老不死の情報が欲しいだけなんダ。痛いのやだロ?」
エンヴィ「クソがァァ!! 人間風情が見下してんじゃねぇ!!」
リン「人間なめんなよ…ホムンクルス!」
反対側でも凄い戦いが繰り広げられていた。
『ジュウウウウ』
アルト「よしっ! 捕まえた♪」
アルトの作った井戸みたいな穴にグラトニーが入った。
二人はエドに「ボーとしてないで手伝え!」と怒られたので、今必死に手伝っている。
全「うわっ?!」
捕らえたと思ったがグラトニーが飛び出てきた。
グラトニー「あぶないなぁ〜もぉ〜」
エド「テメェ、この!」
グラトニー「お前ら食べちゃダメなの! さっきの糸目が食べたいのに〜」
アル「捕まえたっ!」
後ろから抱きしめて今度こそ! と思ったが、
グラトニー「フンッ!!」
アル「うわっ!」
エド「ぐはっ!」
壁の方に投げられ近くにいたエドもまき沿いを食らい、壁をぶち抜けてしまった。
アルト「二人とも!!」
シレーナ「…とも…。」
慌ててアルトとシレーナも反対側に行く。
リン「おいおい…こっの邪魔は…うおっ?!」
『シュパンッ』
エンヴィ「ウアァァァ!!!」
いきなり襲ってきたエンヴィの右足を切り落とした。
エンヴィは仰向けに倒れ、リンはもう一度誘うとするが、
リン「なっ?!」
ランファンに変身され刺せなくなってしまった。
エンヴィ「(やっぱり人間だな…)今だ、グラトニー!」
グラトニー「グアァアア。」
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