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鋼の錬金術師 貴方を守りたい――12人の巫女と1人の神――
第十二章 森の番人
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がまた腹立つ〜!!
レンリ「ちょっと、やることがあったから行って来ただけだよ。
    エフィネア出身のお前が知らなくていい事だから気にするな。」
と言ってわざと突き放す。
ホントは関係あると言えば関係あるんだけどね…。でも、巻き込みたくないし…。
それに……。


レンリ「今お前が一番知りたいことって、私が何処に行っていたかなのか?」
リン「ッ!」
さっきまでしょぼ〜んとしていたリンの顔が一気に強張る。
図星みたいだな…。
ま、同然だよね!私の勘は結構な確率で当たるし!
レンリ「それでなに?」
リン「……はぁ〜」
聞いてんのに大きなため息で答える。
イラッ(怒
リン「テレジアに戻るのカ?」
レンリ「……何当たり前のこと聞いてんの?
    帰るに決まってんじゃん。私の故郷だよ?」
リン「だが、今のテレジアは危険ダ!レンリにもしものことがあったら!!」
本気で私の事を心配してるリンの顔を見てたら、なんだか腹が立ってきた…。


レンリ「生きていけない?」
リン「…ッ!」
レンリ「心底私に惚れてるお前は。私なしに生きていけない?」
リン「もちっ」
私の質問に「もちろん」的な事を言おうとするリンにさらなる追い打ちをかける。
レンリ「そうなんだぁ〜。
    じゃあさぁ〜、死んでって言ったら死んでくれる?」
リン「……………」
レンリ「無理だよねぇ〜。リンにとって大切なのは私より国民、国、ランファンだもんねぇ〜。」
リン「そんなことは……」
レンリ「うるせぇーよ。」
リン「レンリ……」
おびえた子犬みたいな目でリンは私を見てくる。
私が怖い?そうか、嬉しいな。なんだったらそのまま嫌いになってくれればいいのに。
誰かを守りながら戦うのにはもういい加減疲れて来たし…。


レンリ「兄ちゃんは、死んでくれるって言ってくれたよ?
    まぁ、もちろんすぐにとは言わなかったけど。
    私凄くうれしかったなぁ〜。そんなこと言ってくれたの兄ちゃんが初めてだったから。」
リン「だから、命をささげてでも忠義を誓うのカ?」
レンリ「う〜ん…別にそれだけって言うわけでもないけど、まぁそんな感じかなぁ〜?」
夜空に輝く満月を見ながら、リンに言う。
なんか、こいつと居るとつい本音まで出そうで怖いんだよね…。
リン「レンリ!それはッ」
説教先生みたいにリンが何かを私に言おうとしたその時! 獣みたいな雄叫びが聞こえて着て爆発したみたいな衝撃が背中側…小屋の方からしてきた。
レンリ「なっ、なに?!」
リン「グラトニーが暴れ出したのカ?!」
何かを知ってるっぽいリンが私を置いて小屋へと走って行った。
レンリ「あっおい待て!リン!」
???「やぁ、久しぶりだね。レンリ。」
リンを追いか
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