第13話 虎の飢え死に作戦 ターン10〜12
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少将の指示に従ってください」
ミノフ杉花粉の下ではレーザー兵器は無効化されてしまうため、
レーザー兵器搭載の戦艦、巡洋艦、駆逐艦は編成から外している。
南方艦隊を二分しても戦力的に問題はない。問題は艦隊を任せれる提督の人数だ。
「お、お待ち下さい、お代官様。
私は士官学校を卒業したばかりの新任提督で周囲が納得しないです、よ?」
挙動不審者は無視して話を進めようとしたが流石に本人のツッコミが入る。
「正規艦隊の上位である第一艦隊から第五艦隊までの提督には、
各戦域で三艦隊を指揮する権限が以前から与えられているので何一つ問題はないかと?
第五艦隊を任されたのも田中少将より指揮官として上だと判断したからです」
「東郷長官がですか?」
「東郷長官は田中少将の反骨精神や将来性に期待してるみたいだけど、
小澤少将を第五艦隊に強く推薦したのは僕だ。
第三艦隊は性質上、自由に動きにくいから……
軍令部に所属しかつ正規艦隊の提督として動けるのは小澤少将だけだと思った」
「……にゃるほど。頑張ったら……褒美はいただけますか?」
「はぁあ……平賀博士に頼んで猫の久重を半日だけ借りてきてあげるけど?」
「ふっふっふっ……流石、お代官様はお話がわかっていらっしゃる……」
「ああ、作戦完了後は存分に弄ぶがいい(久重、グッドラック)」
「ほわほわ……ようやく猫分が補給できる。小澤少将、任されましたー」
「レーザー兵器が使用できないラバウルでは、
索敵による敵艦隊の早期発見、ミサイル戦艦での先制攻撃が作戦の胆だ。
情報戦のエキスパートである小澤少将の得意分野だ」
「えっへん」
「デーニッツ提督は旗艦のフォルケナーゼを除く
UボートXU型をドッグに残し、62式ミサイル戦艦を潜水艦隊に編成。
小澤少将に従ってラバウル攻略を担当していただく」
「あ、貴方はやっぱりアクマですか?
私が総統から預かったUボートではなく……ミサイル戦艦で任務に当たれと?」
「デーニッツ提督は技術者・指揮官として潜水艦の運用に専念してこられたが……
僕は提督を単なる潜水屋だとは思ってない。
どのような艦隊を任せても高い水準で運用できる優秀な提督だと認識しているけど?」
「……しかし総統からは与えらえた任務の枠を超えると判断しますが?」
「確かに客将である貴方に本国任務外の働きを強制することはできないが……
先日デーニッツ提督の働きを軍令部からドクツに伝えた際に
レーティア閣下より直々に映像通信によるメッセージを頂いている。
それに報告書では職務上のことしか分からないからと少しお話させて頂いた。
デーニッツ提督が職場や日常生活などで困っ
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