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ヘタリア大帝国
41部分:TURN4 長官の娘その八
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も韓国に話す。
「そうしてくれると有り難い」
「わかったんだぜ。じゃあ妹にも言っておくんだぜ」
 韓国は自分の妹のことも話に出した。
「中帝国だけじゃないってことなんだぜ」
「正直中帝国やガメリカはある程度どうにかなるんだがな」
 この二国についてはだ。東郷は憂慮していたが極めて深刻なものではなかった。
「日本を倒したいとは思っていても滅ぼしたいとまではあまり考えてないからな」
「しかしソビエトは違うのだ」
 宇垣は東郷に合わせてこの国の話を出した。
「あの国は今では暖かい場所だけではなく世界の全てを共有主義にしたいからな」
「あのカテーリン書記長は危険過ぎる」
 東郷は今のソビエトの指導者であるこの人物の名前を出した。
「ゾルゲとかいう工作員は日本にも来ている」
「あの男は何者なのだ?」
 宇垣もそのゾルゲという名前に反応してだ。東郷に問うた。
「只の工作員ではないな」
「尋常じゃない。言うなら超人ですね」
 それだとだ。東郷は宇垣に話した。

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