第110話 高位精霊って...何?
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「さて、着いたけど、水着とか買ってあるの?」
「プールじゃないよ?」
「え?」
「水浴びだよ?」
「どういうこと?」
「とりあえず脱ぐね...」
「え?」
せめて...後ろを向こう
「なんで後ろを向くの?」
「脱ぐって言ったから」
「水浴びだよ?」
「え?水浴びって裸でやるもんだっけ?違うよね?」
「どうしたの?」
「...高校生だよね?」
「うん、私立北野女学校の学生だよ?」
「...お嬢様?」
「僕?僕は...分からないけど、お嬢様って呼ばれてたよ」
「はあ...はい...とりあえず、遊んでていいよ...うん...」
「一緒に水浴びしないの?」
「うん...」
例え後ろにパラダイスが広がっていても俺は後ろを向いてはいけない...
それだけは分かる、それだけは分かる
でもな〜...することが...
「響、ちょっと洞窟に行って来るから」
「気をつけてね〜」
うん...
洞窟なんだろうけど...変に明るいんだよなぁ
真ん中は上が空いてたりするのかなぁ...
あ、扉だ...開いてる
「ーーー 契りを結びたまえ」
契り?精霊と契約してんのかなぁ...
「ってわぁ」
扉が閉まった
「誰かいるのですか?」
「えっと...はい...います」
「危ないですから出ていってください」
「扉が勝手に閉まって出れません...」
「せめて隠れて...キャッ」
「大丈夫で...シトリンあれは?」
「無属性の精霊...あの形ですと剣ですね...」
剣?
「形が変わってるけど」
「...高位の精霊なのでしょう...私にはこれ以上は」
「とりあえず、あの人危なさそうだし...
我、召喚魔法を行使する、我に相応するものを求」
「お呼びでしょうか、主殿」
「月白か...ちょうどいい、とりあえずあの人を助けて来て」
「承知しました」
「あなたは精霊術師なのですか!?」
精霊術師...精霊使いの上の存在...高位の精霊と契約、使役したものの名称?
頭の中で勝手に情報が動いていく...
頭痛くなるんですけど...
「精霊使いでさえないんですけど...」
「ならその動物は?」
「魔獣です、ペットです」
「ペット...それも気になりますが、今は助けてくれてありがとうございます
あと少しでやられるところでした」
「まあ...はい...ここから出るにはどうすれば?」
「ここから出るにはあの精霊と契りを結ばなければ行けません」
「その他の方法は...」
「ありません」
「出れなかったら?」
「殺されます」
「魔術は使える?」
「使えません、結界が張られていて」
「君が契りを結ぶのは?」
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