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ヘタリア大帝国
40部分:TURN4 長官の娘その七
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がなんだぜ?」
「そう。中帝国は正直足元がかなりふらついてる」
 国として混乱があり衰えも見られるというのだ。
「それに対して日本帝国はしっかりしてるからな」
「だからなんだぜ?」
「そう。俺達を倒してそうして市場を手に入れる」
 太平洋の市場、それがだった。
「それがガメリカの目的ってことだ」
「じゃあ軍需産業とかは何なんだぜ?キリング家の」
「ああ、あれか」
「あれで戦争したいと聞いてるんだぜ。ガメリカは」
「軍需産業なぞ大して儲かるものじゃない」
 東郷はこのことはばっさりと切り捨てた。
「日本帝国にしても軍需産業なんて大して儲かるものじゃない」
「じゃあ何で戦争したいんだぜ?ガメリカは」
 ガメリカが戦争を望んでいる、近頃巷で言われていることを基にだ。韓国は東郷達に問う。真希はその横でムニエルを美味そうに食べている。既に食事がはじまっている。
「軍需産業の為じゃなかったんだぜ」
「他の産業の為さ。キリング家もその主な仕事は軍需産業以外だ」
「そうだったんだぜ」
「軍需産業は設備や技術への投資が半端じゃない」
 軍需産業のネックだった。収益という観点から見て。

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