33部分:TURN3 新生連合艦隊その十一
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にさえなっている程だ。
「言いそうだろ。それでも」
「はい。あの方は」
「韓国さんにも困ったもんだね」
南雲はこう言っても顔は明るく笑っている。
「山下のお嬢ちゃんや平良の旦那が優しいしね。韓国に」
「誰か突っ込むべきです」
小澤が韓国にしたいことはこれだった。
「あれだけ突っ込みどころ満載の方はおられません」
「っていうかマジで突っ込み待ちじゃねえのか?」
田中はやや怪訝な顔になって韓国のその起源の主張について述べた。
「そうじゃねえとちょっとなあ」
「行動が理解できないですか」
「祖国さんよりもずっと年上とかも言うしな」
「確か十万歳」
「そんな昔に国家なんてあったのか?」
「なかった筈です」
小澤は無表情で述べた。
「ですから例によってです」
「無茶苦茶言ってるだけなんだな」
「そうみたいです」
「で、韓国さんも食堂にいたらね」
どうなるかとだ。南雲はその場合を二人に話した。
「あれだね。カレーの付け合わせに福神漬けとかじゃなくて」
「キムチだな」
「それですね」
「だろうね。あの旦那はキムチがないと生きていけないからね」
「何かと厄介な御仁だよな、本当に」
「妙に愛嬌があって憎めないので余計に困ります」
そんな話をしながらだ。三人は食堂に行きそれぞれのカレーを食べるのだった。彼等は艦隊司令になってもそれでもだ。そこに奢り等はなく普段の彼等のままだった。
TURN3 完
2012・2・13
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