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【凍結】剣製の魔法少女戦記 外伝・ツルギのVividな物語
010話『覇王の記憶とシルビア』
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そうに胸を張っている。お姉さんという事を自慢したい感じにも見えて少しおかしく感じますね。
「さて……それじゃアインハルト。少しお話でもしましょうか……」
シホさんのその一言で私は「はい……」と答える事にしました。
もう逃げる気もないですから気になっていたシホさんともお話が出来るのはむしろ好都合とも言えますからね。
「それでだけど、今更だけどアインハルトって呼ばせてもらっているけど大丈夫?」
「はい。問題ありません」
「そう……それじゃ聞きたいんだけど、あなたは昨日に言ったわね? 『やはりあなたも過去からの記憶を受け継いでるのですか?』って……これが察するにあなたはクラウスの記憶を引き継いでいるの……?」
「はい……私にはクラウス・G・S・イングヴァルドの記憶が少し残っています。この髪の色や虹彩異色の瞳、覇王の身体資質にカイザーアーツ……それらも一緒に」
「そうなの……どんな記憶を持っているの?」
「オリヴィエ殿下を守れなかった悲しい記憶です……」
私はシホさんの問いかけに正直に答えました。
どうしてかこの人の前では隠し事も出来ないという思いがありましたから。
それを聞いてシホさんは少し考えた後に、
「そうね……それじゃ私の事も話さないとフェアじゃないわね。確かに私はあなたが言ったように聖なる錬金術師の力を持っているわ」
「それでは……やはりあなたも末裔なのですか?」
「いえ、それは昨日も言ったけど違うわ」
「それはいったい……」
そこでスバルさんが笑みを浮かべながらも、
「ね、シホさんってその聖なる錬金術師本人だって言ったら信じる……?」
「え……? それはあり得ない事です。何百年前の話だと思っているのですか……?」
そう、そんな事はありえない……。
でも、オリヴィエ殿下もこの時代になぜか復活している事もあり一概に否定できないところが悔しいところです。
「ふぅ……そうね。それだったら今からあるものを見せてあげるわ。スバル達に見せるのも初めてなのよ?」
「え? まだなにかあるんですか……?」
「初耳なんですけど……」
スバルさんとティアナさんも知らない事らしく少しだけ思案の表情を浮かべていました。
シホさんはそれで笑みを浮かべながらも立ち上がって、
「モード・シルビア……」
そう、呪文を唱えた瞬間にベルカの魔法陣が地面に浮かび上がり見ればシホさんの髪の色がどんどんと銀色に変色していく。
その光景を見て私は信じられないという気持ちとまさか本当なの?という気持ちでごちゃまぜになっていました。
そしてシホさんはゆっくりと瞳を開くとそこには先ほどまでのシホさんの瞳ではなくルビー色のまさしくシルビアの姿となっていました。
「……こうしてクラウス様の子孫に出会
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