暁 〜小説投稿サイト〜
翠碧色の虹
第二十幕:ふたつの虹の大切な夢
[5/10]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
咲さんのご支援もあって・・・」

・・・俺は、これまでの経緯を天美さんと高月さんに説明した。

心桜「なるほど・・・そういう事か!」
笹夜「七夏ちゃんのアルバム作り・・・素敵です♪」
心桜「そういう事なら、あたしたちも協力しない訳には!」
笹夜「ええ♪ そうですね♪」
時崎「ありがとう! 天美さん、高月さん」

・・・二人が協力してくれると、心強い。

心桜「つっちゃーの笑顔・・・」
笹夜「凪咲さんの夢・・・いえ、願いなら・・・」
心桜「そだね! おっと、駅に着いた!」
時崎「ここで一枚いいかな?」
心桜「もちろん!」
笹夜「・・・はい♪」

駅を背に、二人を撮影した。
高月さんは、駅から列車でひと駅・・・隣街に住んでいるらしい。一駅で隣町といっても駅と駅の区間が長いので、それなりの距離がある事は知っている。
七夏ちゃんのお話によると3ヶ月くらい前に高月さんと知り合ったという事は、4月に学年が上がった頃という事になる。その頃に、七夏ちゃんの「ふたつの虹」や高月さんの「髪に映る虹」の事が話されていた可能性はある。自然とその事を知る方法は無いだろうか・・・。

心桜「おっ! 笹夜先輩! 列車来たよ!」
笹夜「はい♪ ありがとう。心桜さん♪」

高月さんは、改札の前でこちらに振り返る。長い黒髪がその後を追うようにふわりと広がる・・・その瞬間を撮影して記録したかったが、常に写真機を構えているなんて無理だ。

笹夜「時崎さん! 色々とありがとうございました♪」
時崎「高月さん! お気をつけて! また・・・」
笹夜「・・・はい♪ また・・・」
心桜「それじゃ、笹夜先輩! また連絡します!」
笹夜「ええ♪ 心桜さん! 七夏ちゃんと凪咲さんにもよろしくお願いします♪」
心桜「うん♪ もちろん!」
笹夜「それでは、失礼いたします♪」

高月さんは、列車内へ・・・。
俺と天美さんは、列車が見えなくなるまで見送った。

心桜「さーて、んじゃ! あたしも帰るとしますか! お兄さんは?」
時崎「俺は、ちょっとこの駅を撮影してから、風水に戻るつもりだけど」
心桜「そっか。駅を撮影するって、大掛かりなの?」
時崎「いや、数枚撮影するだけ・・・」
心桜「あはは! んじゃ、あたしがこの駅の撮影ポイントを教えてあげるよ!」
時崎「え!? 撮影ポイント!?」
心桜「うん。 つっちゃー・・・というより、つっちゃーのお父さんから聞いたんだけどね!」
時崎「それはありがたい! 是非お願いするよ!」
心桜「んじゃ、あたしに付いて来て!」

天美さんの後を付いて行く・・・駅から少し離れた場所にある線路を跨ぐ歩道橋へと案内された。

時崎「ここは・・・」
心桜「この歩道橋を上って、駅の方を見る!」
時崎
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ