第09話 陸海統合軍制改革 Ev02
[2/3]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
空母が配備できてます」
「しかし、大和の主砲(レーザー)は60式主力戦艦の二倍の大きさだ!
主砲の威力だけなら第四世代の戦艦さえ超えるという報告を陸軍の幕僚から受けている」
「開発コストも必要資源も二倍以上ですけど……それに陸軍が大艦巨砲主義って(汗)
今回の軍制改革によって無駄なコストが三割も削減することが可能なんですよ?
先進国の軍制を学べば分かりますがハッキリ言って現在のやり方は時代遅れです」
「ぐぬぬ。経費が削減されるなら海軍の予算の一部をこちらに回すのは?」
「悪いですが逆さに振ってもポテチの残りもない状況です。貧乏なんで我が国は」
「ぐぬぬ。軍令部総長は海軍出身の貴方だ。海軍の目線による陸海の軍制改革は傲慢では?」
「たしかに軍制改革の提案者は私ですが、実際に主導しているのは猫平内務長官のチームです。
トップに優秀な内務省の官僚集団、手足として陸軍・海軍の幕僚、軍官僚を出向させています
クレームなら御前会議のときにでも猫平内務長官に」
「猫平殿は御前会議に出てこないだろ!!
軍令部は我々陸軍に戦艦なしで敵惑星を攻め落とせというのか?」
「軍令部はそんな杜撰な戦略も立てないし愚かな命令も発しない。
敵惑星までの護衛は宇宙の軍たる海軍が専属で行います。
それにより惑星上陸後の作戦行動に陸軍は全戦力を注力できる。間違ってるかな?」
「いや、駄目だ。敵地まで自力でいけないような軍は万が一の対処ができない」
「もっと海軍を信頼して欲しいんだけど?
陸海軍の垣根を超えた日本軍の再建計画が統合改革なんだけど……」
「ふん……あの男が長官の海軍など信頼できん」
「……はあ、山下長官が東郷長官を嫌っているのは知ってますが」
「この前、陸軍第6師団の師団長である西真理子少将があの男の毒牙にかかった」
「ん〜〜。でも東郷長官なら双方合意の上なのでは?」
「それだけじゃない! 他にも、私が知っているだけで、
あの男と関係を持った物が8名はいるぞ」
「え、それって全員陸軍の女性ですか? 階級は?」
「もちろん陸軍のみだ。階級は下は大尉、上は中将、とうぜん佐官もいる」
「…………うわあ」
ちょっと唖然となった。原作の女たらし設定は知ってたけど凄いな。
薔薇の騎士連隊の毒舌家隊長なんて目じゃないな。
陸軍だけでそれなら海軍とかどうなってるんだ?
女士官や将校をたらして陸軍に情報網を構築してるって疑われても仕方ないレベルじゃん。
明石大佐に頼んで諜報部で洗ってもらっても良いような気がして来た。
「複数の女性と同時に関係を持つなど、ふしだらにもほどがある!!
だいたい、あの男は娘がいるというのに、親として恥ずか
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ