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ラブライブ!サンシャイン!! Diva of Aqua
異変
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習に慣れてきたのに合わせて、Aqoursの練習メニューも少しずつ厳しいものになっていった。と言っても、夜絵が加入する以前と比べればまだまだ優しいメニューである。

 それでも夜絵が加入した当初よりかは、だいぶ厳しい練習となっている。メンバー達は夜絵の様子を気にかけながらも、一生懸命練習に励む彼女に対してますます好感を持つのであった。


「はーい、少し休憩しよっか」


 今日もダンスの練習をしていたAqoursの面々。果南の合図で一旦休憩へと移り、メンバー達はそれぞれ体を休め始めた。

 夜絵は一週間前のようにその場に腰を下ろすことなく、立った状態で自ら水分補給を始めた。多少体力が付いているような夜絵であるが、やはり練習は疲れるもので、肩で呼吸をしている。

 手に取ったペットボトルのキャップを開けると、中の水をゴクゴクと勢いよく流し込んでいく。この瞬間は、まるで生き返ってような気分になる夜絵であった。

 そんな夜絵のもとに、梨子がひとりでやって来た。


「お疲れ夜絵。どう、練習には慣れてきた?」

「うん、だいぶ慣れてきたかなー」

「それは良かった。こんなに体を動かしても根を上げないなんて、一年前だと想像もつかないわね」

「ほんとだよねー。体力が付いてきたのか、根性が鍛えられたのか、どっちだろう?」

「両方じゃない?」

「あはは、そうだね」


 他愛のない会話のなかで、笑い合う二人。そのやり取りには互いに遠慮がなく、他のメンバー達は二人の仲の深さを肌で感じる。例えるなら、善子と花丸のやり取りを見ているような感じだった。


「そろそろ練習再開するよー!」


 果南の声。メンバー達がぞろぞろと元の位置へと戻っていく。梨子も皆のもとへと向かおうとしたが、数歩進んだところで足を止めてくるりと振り返った。

 見ると、夜絵がその場から動かずに皆のもとへと向かおうとしていない。下を向いていて、足元をジッと見つめている。


「夜絵、どうしたの?」


 梨子は気になって声をかける。もしかして練習がキツかったのだろうか、体のどこかを痛めたのだろうか。そんな不安に掻き立てられる。

 梨子の声に夜絵はハッと顔を上げる。ふいに呼ばれたことに驚いているような、そんな表情をしていた。


「ううん、ちょっと考え事してただけ」

「……本当に? 大丈夫なの?」

「大丈夫だって! ほら練習始まるよ。行こ、梨子!」

「ちょっと夜絵! ……まったくもう」


 心配する梨子に笑顔で返す夜絵。彼女は練習へと向かうため、梨子の手を取って皆のもとへと向かった。



***



 その翌日だった。

 今日も今日とて放課後になると屋
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