暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
序章〜全ての始まり、守護者の刃〜
第2章 融合世界!昭和ライダー
第34話『打倒ヤモリジン/イキヌキも必要だ』
[1/5]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
仮面ライダー、筑波洋は改造人間である。人類の自由のために悪の秘密結社ネオショッカーと戦うのだ─

「スカイライダーの世界と融合したのはこの世界か…」
早朝、雅はいつになくやる気を失っていた。
「どうしたの?雅らしく無い。」
フェイトは、偶然にも早く起きていたため雅の言葉を聞き、雅に話し掛けた。
「実は、スカイライダーの世界と融合した世界、『生徒会役員共』の世界は、僕にとってすごく会話し辛い世界なんだ…」
「何か、いやな事でもあったの?」
「これは僕の方に責任があるんだけど、あの世界の主要な人達は、ごく一部を除いて大体だ下品な会話にもっていくんだ。」
「下品な会話って?」
「こんなことを女の子であるフェイトに話したくはないけれど、俗に言う下ネタって言われるやつだ。」
そう、雅は下ネタが大の苦手、というよりはそう接してくる人が怖いのだ。
「どうして?私も学校に行っているときにクラスの男の子達は普通に話していたよ。」
「フェイトはわかっていない。男子よりも、女子の方がそういうのを話していて、その空間にいる辛さが。」
ディロードになる前の雅は、学校で虐めにあっていたが、当然、性的な虐めも多かった。雅にとっては、人前で下ネタを話す人に対して、もはや拒絶反応を起こすようになっていた。
「そんなに酷いの?」
「ああ。フェイト達の情操教育を考えればみんなを彼女たちには会わせられない。彼女たちは、相手が子供だろうとお構いなしだから。」
「そうなんだ…」
「それでも、僕はその中に行かないといけない。そろそろ行ってくる。フェイト達はいつものように待機してくれ。」
「わかった。」
雅は桜才学園の制服を着て学園に向かった。

桜才学園は作中において、主人公が入学する年に共学化した元女子高で、男女の比率が1:18といった割合になっている。
「さて、あとは彼女たちにバレないように…」
雅は声を極端に小さくして呟き、校門を通り抜けるが、
「そこの男子、待ちなさい!」
黒髪の綺麗な生徒会長、天草シノが雅に声をかけた。
「僕のことでしょうか?」
「ああ。制服の一番上のボタンが外れている。それは立派な校則違反だ。」
シノは雅に注意するが、
「シノちゃん、もしかしたらあえて着崩してプチ露出の入り口に立とうとしているのかもしれないよ。」
シノと同学年で書記の七条アリアがシノにそう言うと、
「そうか。なら問題ないな。行っていいぞ。」
シノは雅を離し、雅はシノ達から逃げるように玄関へ向かうが、走りながらであったため、何かにぶつかるが、その正体は会計の萩村スズであった。
「あんた、少しは前を見なさいよ!」
「済みません。しかし、あの人達が怖くてすぐ教室へ向かおうとしていまして。」
「会長達がどうかしたの?」
「僕が慌てていてボタンが
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ