奇策
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『1番、ライト南さん』
「「「え!?」」」
ここまで1番から3番まで変わることはなかった。勢いを与える穂乃果、俊足好打の凛、チーム1の長距離ヒッター真姫の3人の安定した攻撃力を変える意味などないからだ。
「まさか・・・」
そこまできてある考え方が脳裏を過ったツバサは人の間を掻き分けスタンドへと向かう。あんじゅと英玲奈もそれに続きスタンドへと駆け上がると、電光掲示板に映し出された音ノ木坂学院のスタメンを見て立ち尽くした。
「驚いたな。まさかここまで俺たちを本気で倒しに来る奴等が現れるとは」
球場中が静まり返っている中不敵な笑みを浮かべる西村。しばらくして両チームのオーダーが発表を終えると、ツバサは嬉しそうに口角を上げた。
「楽しい決勝ができるかもしれないわね」
1番 ライト ことり
2番 センター 花陽
3番 キャッチャー 穂乃果
4番 ショート 絵里
5番 レフト 真姫
6番 サード にこ
7番 セカンド 希
8番 ピッチャー 凛
9番 ファースト 海未
大幅の打順変更。今大会どころかピッチャー初経験の先発。突如繰り出された奇策に、敵も味方も動揺を隠しきれなかった。
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