アクシデント
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ツバサはタメ息をつき先程の言葉の真意を告げる。
「たぶんあの様子だと打撲はいってるわ。あと4日で終わる全国大会で投げるのはもう無理。となると投手は小泉さんだけ。矢澤さんと絢瀬さんを投げさせると守備力が落ちて決勝までいけない。そもそもあの2人は全国で戦えるレベルではないし。となると残る投手は高坂さんだけだけど、キャッチャーは園田さんがやっているからそれも叶わない。残り3試合を1人で投げ切るのは厳しい。ましてや最後の相手がうちとなれば・・・ね」
UTX学園のチームの怖さは彼女もよくわかっている。そのため戦力の乏しい相手が太刀打ちするのは困難なことなど容易にわかった。
「明日の準決勝・・・せめてこの試合で3回は投げれる投手がいれば決勝戦もいい試合ができたかもしれないけど・・・それももう叶わないわね。残念だわ」
マウンド上で相手を切って落とす少女を可哀想なものを見るかのような目付きで見下ろすツバサ。このあと花陽が1点を失いながらも投げ抜き4対2で勝利を収めた音ノ木坂学院。しかし、海未のケガが大きすぎることは誰の目から見ても明らかだった。
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