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緋弾のアリア ~とある武偵の活動録~
~prelude~
~Become my slave!~
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「いいのよ、別に。買ったものは客の物よ」

−ももまん。一昔前にブームになった、桃の形をしているだけの餡まんである。

全部今食べるのか……? と思ったらそのまさからしい。
テーブルについたアリアは、7個買ったうちの5個目まで既に平らげている。140とかいう小ささの癖にどこにそんなにももまんが入る? 女子の胃袋ブラックホール説。

「あー、美味しかった。お風呂借りるわよ、良い?」

どこまで勝手なんだ…… 断る気も起きない。

「..........好きにしろ」

「ありがと」

と言って、トランクをお風呂場に持っていく。……宿泊セットだったのか……あれ……

「さて..........」

カチャッ。ケータイを取る。キンジに電話だ。

ピリリリリ…… ピリリリリ…… ガチャっ。

「もしもし。なんだ、彩斗?」

「夜に悪いな。話なんだが…… お前の実家、巣鴨だな?」

「?……あぁ。そうだが……」

「ちょっと明日お前の実家…というか、お爺さんがいるだろ?あのお爺さんに用がある 」

「じいちゃんに……か?」

「そうだ」

「別に構わんが…… 学校はどうするんだ?」

教務科(マスターズ)には休むと報告済みだ。 もちろんお前もな。一応武装の上、上野駅に……10時でいいか?」

「分かった。また明日な」

「うん。おやすみ」

「ああ」


コトッ


−さて、銃の簡易整備でもするか。



~Please to the next time!
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