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鋼の錬金術師 貴方を守りたい――12人の巫女と1人の神――

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『バサバサッ』
???「くるっぽ くるっぽ」
とかなんとか思って居たら、上の方に開いている窓から1羽の白いハトが入って来た。
あ!あのハトは!!!


1羽のハトが頭の上を円を描くように飛ぶ。
リオン「あのハトは確か……」
眼を細くしてリオンがハトを見る。
そしてハトはゆっくり私の手平に止まる、足には小さな手紙を付けて。
ハトの足から手紙を取り、誰にも見られないように手紙の中を見る。
レンリ「ッ!!!」
ブルース「レンリ!手紙にはんて書いてあったんだ?!」
この手紙の送り主を知っているブルースは私の元に急いで駆け寄る。
だけど、ここには無関係な奴と関係者がいる。
ここでは言えない。言ったら関係のない奴を巻き込むことになるし、もっとたくさんの血が流れる。
だから、言えない。
ブルース「レンリ!!」
レンリ「ねぇ、リオン。」
リオン「?」
レンリ「もしかしたら、あんたが仇を取りたい奴私のと一緒の奴かもね。」
リオン「ッ?!」
私の言葉にリオンは驚いた顔をしているけど、あとの三人と一匹は分からないと言いたげな顔をしている。
ま、分からないように言ったんだから当たり前だけどね。


レンリ「私、急用が出来ちゃった。これで帰るね。」
リフル「え?レンリ??」
なにか言ってるリフルっちの言葉を無視して、ブルースの背中に乗る。
ブルースは何も知らないけど、何も聞かずに走り出した。
こいつは出来た相棒だね、うん。


***

イシュヴァール人の王国を出た後、ブルースは走りながら私に聞いてきた。
ブルース「レオの事は聞かなくて良かったのか?」
と………。
レンリ「別に聞く必要なんてないでしょ。あんな状況で生きてるだけでも奇跡なのに、猫まで生きてるなんてありえないよ。」
目から何かが流れ出てるけど、私は気にせず静かにブルースに言った。
ブルースはそれ以上何も話さなかったし、何も聞かなかった。
やっぱりこいつは、出来た相棒だ………。


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