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鋼の錬金術師 貴方を守りたい――12人の巫女と1人の神――
第十一章 再会
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 第十一章 再会






今レンリとブルースは、第五研究所から連れて行かれたあの地下室へ繋がる裏路地にいる。
なんのためにまたここに来たのかは今ここで言わなくてもあとあと分かるだろう………。


レンリ「………入るぞ。」
静かにブルースに向かって言う。
ブルース「分かった。」
静かに返事をする。
ブルースの返事を返事を聞いた後、レンリはフェンスを開ける。
『キィィ』
錆びた金属が擦れるような音がしたが、そんなことは気にせず中に入って行く………。
中は下水道みたいになっており天井には金網があって、
???「グルルルゥゥゥ」
獣匂がする何かが上からレンリ達を見ている。
だが、獣達はレンリを恐れて襲ってこない……実は強いかったりするのかな?
獣達を無視してレンリとブルースはドンドン奥へと進んでいく。
そして、大きな空間に出たその時!


丸っこい生物「ガウゥゥゥ!!!」
丸っこい生物がレンリめがけて、大きな口を開き飛んできた!
レンリ「………よっ。」
何時になく冷静に、それを避ける。
エド達が居ればたぶん、レシーブとかトスとかアタックとかしそうなのに……今回は避けた。
レンリガ避けてすぐ、色っぽい女が丸っこい生物を怒る。
色っぽい女「グラトニー、大切な客人を食べちゃダメよ。」
グラトニーと呼ばれた丸っこい生物は、右手の人差し指を加えながら出てきて、
グラトニー「分かったよ、ラスト。」
色っぽい女をラストと呼ぶ。
確かこの女は第五研究所にいたあの女だ………。
ホント、ムカつくぐらいに胸デカイな……。
何故か今全く関係ないことに腹を立てるレンリ。


エンヴィー「レンリー!急に居なくなったから、心配したんだよぉ〜♪」
『ギュッ』
レンリ「わっ?!!エンヴィー?」
くだらない事に腹を立てているレンリに後ろからエンヴィ−が抱き着いてきた。
レンリはビックリしてエンヴィーの抱きしめる腕を放そうとする。
レンリ「?」
結構力を込めているつもりなのになかなかほどけない………。
エンヴィーにそれだけの力があるようには思えないのに。
何故かほどけない。
エンヴィー「どうしたの?レンリ〜?」
ニコニコと楽しそうな顔をしたエンヴィーがレンリの顔を覗き込む。
レンリ「えっ?別になんでもないよ。」
なんでもあるけど、自分の力でやりたいからわざとエンヴィーには言わない。
言ったらたぶん放してくれると思うけど………。
レンリは意地でも自分の力でほどこうとする。
それに見飽きたブルースはここに来た目的を思い出させようとする意味も込めて、


ブルース「おい。俺達はここに遊びに来たのか?」
と言った。レンリは、
レンリ「あっ。」
今ここに来た本当の理由を思い出した。

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