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鋼の錬金術師 貴方を守りたい――12人の巫女と1人の神――
第十一章 再会
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初はシリアスな感じだったのになんでこうなるかなぁ〜?
私も不思議でならない。


やっと今ここに来た理由を思い出したレンリは、抱き着いて来ているエンヴィーに話しかける。
レンリ「ねぇ、ボスって何処にいるの?私会いたいんだけど。」
エンヴィー「えっ?お父様に?」
考えもしなかった質問にビックリしたエンヴィーは抱きしめていた腕を放す。
そして、レンリの前に立ち直し、
エンヴィー「お父様ならあそこにいるよ。」
鉄パイプのようなのが一気に一つに集まっている場所を指差す。
レンリはゆっくりその場所へと歩いていく。そして、
白ひげ「私に何か用か?」
レンリ「ッ!」
白いひげを生やし白い服を着、ダルダルのサンダルを履いた爺さんがてプパイプのようなものが密集した場所に座っていた。
そして、アメリカにある大統領のあの白い像みたいな座り方でレンリに話しかけてきた。偉そうに。


レンリ「このジジイがボス?」
めっちゃ不満そうな顔でエンヴィーに聞く。
エンヴィー「そうだけど。」
なんのボケもツッコミもなく普通に返す。
レンリ「あっそう。」
ちょっとムカついたのか少し変な言い方で返事する。
白ひげの方に向き直し、
レンリ「風の又三郎で聞いたんだけど、ジジイ、神になりたいんだって?」
白ひげを少し睨みながらレンリは言った。
ブルースはおまっ、唐突過ぎるだろ!!と心中で思いつつもこれはレンリの問題なので口出しをしない。
白ひげは少しの沈黙があったとレンリの質問に答えた。
そして、今実行しようとしている計画をすべてレンリに話した。何故味方でもないレンリに計画のすべてを話したのか?それはこの後すぐわかる。
白ひげ「お前、私の仲間にならないか?」
そう、レンリを仲間にへと誘い込むためだ。だがレンリは、
レンリ「いや。私そうゆうの興味無いし。」
即断った。そして、白ひげに背を向け、
レンリ「あ、一つ忠告しといてやるよ。
    あんたの計画、間違いなく今のままやってたら鋼の魔物に食われるよ。
    それじゃあねぇ〜♪」
とだげいいブルースの背中に乗って早々と逃げて行った。
鋼の魔物?誰かがちらつきそうな名前だがいったいレンリは誰の事を思い浮かべながら言ったのだろう?


***


『タッタタッタッタタッ』
数週間何も飲まず食わずで何処かに向かって走り続けた。ブルースが。
食べたら不公平だという事で一応レンリも薬とトマトジュース以外口にしてない。
レンリ「ふぅ〜、着いたぁ〜!!!!」
ブルース「着いたぁ〜!ってお前なんにもしてないだろ!ハァハァ……。」
レンリ達はとある砂漠の中にある村へとたどり着いた。
ここは昔、沢山のイシュヴァール人が住んで居て戦場になって沢山の人が死んでった場所だ。

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