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DQ8 呪われし姫君と違う意味で呪われし者達(リュカ伝その3.8おぷしょんバージョン)
第六話:水晶玉を取って来いと言われたから、それだけを遂行させる。それ以外の事は知らん!
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事になるのだろう。
「そうか……リーザスか。更なる行き先はリーザス村で聞き込めば良かろう」
トロデさんがアハト君と今後の事を打ち合わせしてる。
俺はそれを聞きながらリュリュさんとラングに視線を向けて頷いた。
“取り敢えず付いていこうぜ☆”って事だ。
この世界の事は右も左も分からぬ身……
分かってる連中に付いていく方が下手に動き回るよりも効果的だろう。
ラングは兎も角、リュリュさんもそこら辺の事情を理解してくれるのは助かる。
脳の栄養が胸に集まっちゃてるけど、それほど馬鹿じゃ無いからね。
利口でも無いけどね……
「そう言えば、ドルマゲスはこの町で有名だったみたいですね」
「有名? 何か情報を仕入れたのかアハトよ?」
お……またアハト君が人様のプライベート情報を嬉々として語ろうとしているぞ。
う〜ん……流石に今回は邪魔しないであげようかな。
「何でも才能の欠片も無いのに魔法の勉強をしている男だったらしいです。しかもプライドだけは高かったから、魔法使いとして一向に成長しない事を人々に悟られるのが嫌で、何時も横柄にしていたそうですよ」
何処にでも居るもんだな、そう言う輩は……まぁ我が国の輩は死んじゃったけどね。
「そしてドルマゲスは、ある日……何処かの国に凄い魔力を宿した魔法の杖があると聞き、この町を出て行ったそうです。あの陛下……我が国の地下に祭ってあったあの杖って、一体何なんですか?」
え!? 国の地下に杖が祭ってあった?
「う、うむ……ワシも爺さんから……その爺さんも更に爺さんから聞いた話しなんじゃが……」
「面倒臭い言い回しすんな。先祖代々語り継がれてるって言え!」
ズバッと言えよ、ズバッとさ!
「ええい、煩いわい! 兎も角、先祖代々の言い伝えによると、大昔に暗黒界を創ろうとした闇の神を封印した杖だと聞いている」
「えぇぇ〜〜〜……何それぇ〜〜……
凄
(
すげ
)
ーヤベーやつじゃん」
「リュリュさん。俺等は貴女達が元の世界に帰れる様に最大限尽力しますから、皆さんも俺等に協力して下さいね! 一緒に楽しい冒険にしましょうね☆」
「あ、う、うん。が、頑張ろうね……アハト君」
俺がトロデさんの言葉に驚いてると、一番正義感が強そうなリュリュさんに的を絞ってアハト君が戦力確保を行った。
“利口”と言う言葉から縁遠い我が国のプリンセス様は、簡単に言質を取らせる。
これはヤバイですよ。
リュカさんが居ないのに、『闇の神』とか『暗黒界』とか単語が出てくるのは本当にヤバイですって!
如何する俺? 如何なっちゃう俺達!?
助けてパパぁ!!
ウルフSIDE END
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