暁 〜小説投稿サイト〜
俺のペットはアホガール
「湯煙温泉殺人事件 バナナは美味しかったです」8-3
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どなぁ?
と、ひーちゃんさんを見たつもりなのになぜか下級生(モブ)くんがブルッと震えます。あいつ、なにがしたいんでしょうね〜。

「もちろん犯人はこの中にいますよ」

「なら貴様がエキストラだと呼んだ私達の中にいるとでも」

観光客の(フェンリル)さんが吠えます。犬はワンワン五月蠅いから嫌いなんだよなぁ?

「さっさと言え。私は貴様らと違って忙しいんだ」

フンッとする観光客の狼フェンリルさん。あーあ。こうゆう如何にも犯人っぽくて疑われるタイプって10時になったら殺される奴ですね〜。

※2サスの掟『十時またぎの目撃者』

まあ今回の犠牲者はちよさんだけと決まっていますからよかったですね。命拾い出来て。

「では行きましょうか」

「行くってどこに…?」







ざぶーんっ。


「なんでぇぇぇぇぇ崖だぁぁぁぁぁあああ!!!」

※2サスの掟『謎解きは崖で』

「だからです」

「知るかっ!」

意味のないエキストラさんも含めみなさんが勢ぞろいしたところで始めましょうか。

「僕の推理を」

「推理はいいから犯人を早く言え」

チッ。空気の読めない終おわりさんですね〜。

「はいは〜い、犯人はあの着ぐるみさんですよ〜」

みんな俺が指さした方向を見る。あなた達は双子ですか〜息ピッタリですね〜。
視線を一身に集める。熊の着ぐるみさん。半分白く可愛い見た目で半分黒くちょっと怖い。ダミ声が似合いそうな熊の着ぐるみさん。

「……バレてしまってはしょうがないわね」

でも着ぐるみぼ中から聞こえてくるこもった声はは女性の声。四十代くらいの?
着ぐるみさんは被っている頭の部分を持ってすぽっと上に上げました。顔が露わになりました〜。

「あ。あなたは……」

みなさん驚愕の表情。その真犯人とは――次回に続く。

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