第100話 メタリックって...何?
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「とりあえず、この青銅、白音のところに持っていくか...」
「ついて行って良いですか?」
「良いのかしら?」
「紹介がてら...うん、良いよ」
「ありがとうございます」
「礼を言っておくわ」
工房にて
「青銅ですか...この青銅はどこで?」
「ブロンズって呼ばれてる金属色のモンスターを気体化させてから個体化させた結果です」
「ブロンズですか...?」
「金属の色なんだけど、スライム見たいに動いて、傷をつけるとどんどん大きくなるの」
「メタリックですね...」
「メタリック?」
「私は400年前にこっちに召喚されたんですけど...その1100年前
つまり1500年前に召喚された、もう1人の私が古代文明を窮地にまで追いやった
モンスターだといっていました」
もう1人の白音...よく生きてたね...
「もう1人の私だとか、マスターだとか言うけど...何?」
「このシロネは1500年前の私が作っていた天空島を改良し増やしたものです
そして、私と兼司さんは転移、転生を幾度となくしているそうです...
女神様と5匹の帝王がいる所を夢で見たことはありませんか?」
「ある...けど...」
「それが証拠です、確か......響さんもそうです...あの方と私達では条件が違うそうですが...」
「じゃあ...戦闘で死んだ2人は?」
「多分ですが、その方達は夢を見ずに死んでしまっていると思うので次の勇者は別の人になります...」
「でも、もう、魔王は死んだ事にされてるよ?実際は生きてるけど」
「死んでも...新たな存在が生まれます、必ず」
「魔王は...生きてるんですか?」
「不可侵条約は結んでるから、最低限あの人が死ぬまでは攻めてこないよ」
「そう...なのね...」
「白音、魔王がいたときに俺学校の話をしたら...驚きもせず普通に聞いてたんだけど」
「魔王も...転生を...?」
「転生なのか転移なのかわからないけどね」
「先程から、転生とか...魔王とか...」
「もしかして勇者かしら?」
「ご名答、でも、結局は名ばかりだけどね...」
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